犬が『ありがとう』を表現しているサイン４選！あなたに対して感謝をしている仕草や行動とは？

1.しっぽを振る

犬がしっぽを振るのは、基本的には喜びや幸せを感じているサイン。しっぽは犬の感情を素直に表現してくれます。

ごはんやおやつの後、お散歩の後など何かをしてあげた後に飼い主さんに向かってしっぽをパタパタ振っているときは、「ありがとう！嬉しかったよ！」と語りかけてきてくれているように感じますよね。

監修ドッグトレーナーによる補足

ドッグトレーナー
瀬形朋也

犬が尻尾を振るのは嬉しいからだと思いがちですが、実はそれだけではありません。尻尾を振るのは興奮状態にあり嬉しくて喜んでいるときはもちろんですが、怒っている場合もあります。

尻尾を斜め上にピンっと立てて振っている時は攻撃性を表しています。そんな時は口角を引き締めて前歯をむき出しにしたり、高い声で吠えることも。尻尾と合わせて表情なども確認すると良いでしょう。

2.じっと見つめてくる

何かの後にキラキラした目で飼い主さんをじっと見つめてくるときも、しっぽを振るのと同様、言葉では伝えられない感謝の気持ちを伝えようとしてくれているのかもしれません。

目線で何かを指示したりその指示を理解したり、気持ちを伝え合ったりすることができるのは、実は数多い動物の中でも犬だけが有している能力だと言われています。人間と一緒に生活してきた長い歴史の中で、言葉が通じないもの同士がコミュニケーションを取るための手段として発達したと考えられています。

また、アイコンタクトは犬との絆や信頼関係を深める役割も果たしています。愛犬がじっと見つめてきたら、その視線に込められた感情を読み取りながらじっと見つめ返しましょう。人間と犬が見つめ合うことで、お互いに「幸せホルモン」が分泌されることは近年の研究でも明らかになっています。一緒に幸せになりましょう！

3.ぺろぺろ舐める

犬が飼い主さんの顔や体をぺろぺろと舐めるのは、人間が犬を撫でるのと同じような意味合いがあります。目線やしっぽだけでは伝えきれない「ありがとう」をぺろぺろ舐めることで表現してくれているのです。愛犬に舐められると温かくてくすぐったくて、ついつい笑顔になってしまいますよね。

ぺろぺろすると飼い主さんが喜んでくれるということを犬はしっかり理解しているのです。「とっても嬉しかったから、今度は僕が飼い主さんを喜ばせてあげるね」と思っているのかもしれませんよ。

4.笑顔

感情表現として笑顔を作ることができるのは人間だけと言われていますが、犬と暮らしていると「犬も絶対に笑っている！！」と感じますよね。嬉しいときや楽しいときパーッと輝くような笑顔を見せてくれます。その笑顔はきっと飼い主さんに「ありがとう！幸せだよ」と伝えてくれているに違いありません。

愛犬が笑顔を向けていることに気づいたら、ぜひ笑顔を返してあげてください。そしてたくさん声がけして撫でてあげましょう。犬からの「ありがとう」には人間も「ありがとう！」で返したいですよね。

まとめ

いかがでしたか？犬が私たちに無償の愛を注いでくれるように、私たち人間も犬には無償の愛で応えたいものです。

愛犬のお世話は「ありがとう」と言われたくてやっているわけではないですが、それでもやはり「ありがとう」と感謝されていることがわかれば嬉しいですし、「これで良かったんだ」と安心できますよね。

愛犬からの「ありがとう」サインを見逃さず、より心を通わせられる関係を築いていきましょう。