犬が「足音」で飼い主を判断できる基準
「犬は足音で飼い主の帰りに気付き、玄関のドアの前で待っている」などとよく言われますよね。足音を立てないようにこっそり帰った日も、やはり気づかれてしまっているようです。
車のエンジンの音、庭に敷き詰められた石を踏み歩く音、ポストを開閉する音、玄関のドアの鍵を開閉する音など、足音以外にも様々な判断基準があります。
では、足音で飼い主を判断する時の基準とは何なのでしょうか。
1.いつも履いている靴の音
犬が足音で飼い主を判断する基準は、いつも履いている靴の音です。
みなさんは、1日に何種類の靴を履きますか?仕事に行く時の靴、買い物に行く時の靴、庭に出る時の靴など、数種類の靴を履き分けているのではないでしょうか。
靴を履き分けている場合でも、犬は飼い主が履いている全ての靴の音を聞き分けることができるようです。
新しい靴を履いて帰宅したら愛犬に吠えられた、という経験はありますか。一方で、新しい靴を履いた場合でも「飼い主だ!」と愛犬にバレてしまう場合もあるので、不思議ですよね。
2.歩く速度やリズム
犬が足音で飼い主を判断する基準は、歩く速度やリズムです。これは「何となく分かる!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は階段を上り下りする速度やリズムで家族を判断することができるのですが…みなさんはいかがでしょうか。人間の私ですら判断できることなのですから、より聴力に優れた犬であれば、確実に判断することができるのではないかと思います。
捻挫や骨折などの怪我で歩く速度やリズムが変った時に愛犬に吠えられた、という経験をされた飼い主もいらっしゃるようですが、わざと変えてみるとどうなのか、気になりますよね。
3.時間やタイミング
犬が足音で飼い主を判断する基準は、時間やタイミングです。いつも決まった時間帯に帰宅する場合、近づいてくる足音はきっと飼い主のものだ!と考えているのではないでしょうか。
帰宅する時間が遅くなった日も、近づいてきた足音の持ち主がインターホンを鳴らさないのはきっと飼い主だからだ!と考えているのではないでしょうか。
私はわざと帰宅時にインターホンを鳴らしたことがあります。この時愛犬は(あれ?確か飼い主の足音だったはずなんだけど…?)と、ちょっぴり自信なさげに小さく「わんッ」と吠えたことがありました。
飼い主がインターホンを鳴らすことは珍しいことなので、足音で飼い主だと判断しつつも、警戒したり吠えたりすることがあるのではないでしょうか。
4.家族の様子が変わること
犬が足音で飼い主を判断する基準は、家族の様子が変わることです。
家族が帰宅する時、自宅にいる家族の様子が変わることがありますよね。「今から帰るよ」の電話をする様子、メッセージを読む様子、食事を温める様子、お風呂の用意をする様子など、日々の様子から予測しているのです。
その様子を確認した後、すぐに玄関に向かい、マットの上で寝て待つ犬もいますよね。
しばらくすると、いつも聞き慣れた家族の足音がすることで、より確信できるのではないでしょうか。
まとめ
犬が足音で飼い主を判断する基準を4つ解説しました。
- いつも履いている靴の音
- 歩く速度やリズム
- 時間やタイミング
- 家族の様子が変わること
犬は色んな音で飼い主を判断することができますが、足音もそのひとつです。
アクセサリーなどの身につけているものが発する音でも判断しているようなので、足音だけで正しく判断できるわけではないようなのですが、急に靴を変えても飼い主だと分かるのはなぜか…不思議ですよね。
日頃から足音を意識して歩く人はいないと思いますが、わざと足音を変えて歩いても愛犬は正しく判断することができるのか、ちょっと試してみたくなりますよね。