愛犬と楽しめるドッグスポーツ
ドッグスポーツは、愛犬と飼い主が一緒に楽しむスポーツです。愛犬の運動不足の解消はもちろん、飼い主の運動不足の解消にも役立ちます。
最大の魅力とメリットは、愛犬と飼い主が一緒に楽しむことで、信頼関係の構築まで得られるということです。愛犬と飼い主の体と心が一体になることでどんどん上達しますし、難易度を上げながら楽しむこともできます。
初めは上手くできなくて当たり前です。だからと言って、愛犬との信頼関係が築けていないというわけではありません。これからもっと強固なる信頼関係を築けるチャンスだと考えるとよいと思います。
1.DOG PULLER(ドッグプラー)
ドッグプラーは、2012年に生まれたウクライナ発祥のドッグスポーツです。2018年には、チェコのプラハで『第一回DOG PULLER ワールドチャンピオンシップ』が開催されました。
小型犬でも大型犬でもみんなが楽しむことができる、簡単でシンプルなドッグスポーツですが、楽しめば楽しむほど奥深さがあります。
日本では、まだまだ聞き慣れないドッグスポーツですが、2019年3月9日に開催された『アイペット うちの子HAPPYマラソン 2019』では、ドッグプラーの体験会が開催されていました。
ドッグプラーは、プラーというドーナツ型をした紫色のおもちゃを使います。プラーが紫色である理由は、犬が見やすい色だからです。
- プラーをフライングディスクのように使い、犬がジャンプしたりキャッチしたりする
- プラーを犬と人が引っ張りっこする
この2つの遊びを使って競技をするのが、ドッグプラーの楽しみ方です。
競技をひとつご紹介しますと、「PULLER Jump(プラージャンプ)」があります。制限時間90秒以内で、プラーを何回ジャンプ&キャッチすることができるのかを競います。
2.ドッグダンス
ドッグダンスは、愛犬と飼い主が一緒に芸を披露するドッグスポーツです。
1980年代にイギリスやカナダで行われた服従訓練のひとつだったようで、競技として行われるようになったのは2000年代からのようです。
ドッグダンスは、いくつもの芸を繋げながら、曲に合わせてダンスを踊っているかのように見せるのがポイントです。「おすわり」「お手」「伏せ」「回れ」など、基本的な芸だけでも楽しむことができます。
大会を目指す方はレッスンに通われているようですが、自宅で簡単に楽しむことができるのも魅力のひとつだと思います。
3.フライボール
フライボールは、4つのハードルを越え、その先にあるフライボールボックスのステップを踏むことで飛び出てくるボールをキャッチし、またハードルを越えて戻ってくる、というドッグスポーツです。
私はよくSNSで見かけるのですが、みなさんはいかがでしょうか。運動神経に優れた犬種が楽しむんだろうな…と思っていたのですが、トイプードルやダックスフントなどの小型犬も競技に参加しているようです。
フライボールは、チームで競うリレー方式と、愛犬と飼い主を1組とした個人競技があります。
4.オビディエンス
オビディエンスは、他の犬や人と競い合うのではなく、愛犬と飼い主の信頼関係を深めながら優秀な成績を目指すことを目的としたドッグスポーツです。
愛犬が飼い主の横にぴったりついて一緒に歩くこと、座った状態のまま待つこと、伏せた状態のまま待つこと、呼び戻すことなど、競技のレベルによって難易度が変ります。
指定された物を持って戻ることなど、かなり難易度の高い競技もあります。
まとめ
愛犬と楽しめるドッグスポーツを4つ解説しました。
- DOG PULLER
- ドッグダンス
- フライボール
- オビディエンス
ドッグスポーツは、競い合ったり、優秀な成績を目指したりすることも楽しみのひとつですが、愛犬にとっても飼い主にとっても日々の運動不足の解消や刺激にもなると思います。
勝負や成績にこだわりすぎたり、完璧を求めすぎたりすると、お互いのストレスになってしまうかもしれませんので、とにかく楽しむことを最優先に初めてみてはいかがでしょうか。