愛犬の脱走で気をつけるべきシチュエーション
犬の脱走には危険なリスクが伴います。迷子になったまま帰ることができない犬も多く存在します。
脱走したことで交通事故死してしまう犬もいます。誘拐されてしまう犬もいます。他人が勝手に飼ってしまうこともあります。
大事なことは、愛犬が脱走してしまわないための環境づくりをすることです。脱走対策は普段から行っておくべきですし、脱走してしまった場合にやるべきことも考えておきましょう。
自宅でグルーミングをする時
愛犬の脱走で気をつけるべきシチュエーションは、自宅でグルーミングをする時です。
- シャンプーをする
- 爪切りをする
- 耳掃除をする
- ブラッシングをする
このような時、「嫌だ!逃げ出したい!」という気持ちから犬が脱走してしまうことがあります。苦手なシャンプーから逃れるため、網戸を突き破って脱走してしまった犬がいます。脱走できる環境であったということです。
シャンプーなどのグルーミングが嫌で犬が逃げ回る場合には、窓をしっかり閉めておくようにしましょう。
玄関のドアを開閉する時
愛犬の脱走で気をつけるべきシチュエーションは、玄関のドアを開閉する時です。
「よし!今だ!」とばかりに、少し開いたドアの隙間から脱走してしまうことがよくあります。開ける時だけではなく、閉める時にも十分に注意しなければなりません。
犬は、足音からも家族が帰宅することがわかります。玄関のドアの前で待っていることがあるのではないでしょうか。
死角に隠れ、開いたら脱走だ!という瞬間を狙っていることがあります。一度でも玄関のドアから脱走することができた犬は、また次も脱走できるのではないかと、その瞬間を狙っているのです。
飛び出しを防止するためのペットゲートを設置したり、リビングから出さないようにしたりするなど、対策しておきましょう。
驚いてパニックになった時
愛犬の脱走で気をつけるべきシチュエーションは、驚いてパニックになった時です。
お散歩中、物音や声に驚き、パニックになって走り出してしまうことがあります。急なことに飼い主がリードを手離してしまったり、首輪が抜けてしまったりしたことで、脱走や迷子に繋がることがよくあります。
雷や花火に驚いてパニックになり、脱走してしまう犬がとくに多いです。雷雨予報が出されている時、花火大会やお祭りが予定されている時は、しっかり対策しておきましょう。
愛犬の脱走でやるべきこと
愛犬が脱走してしまった時、逃げ出してしまった時には、必ずやるべきことがあります。
まずは、とにかく犬を見失わないようにすることです。大きな声で呼んだり、走って追いかけ回したりはしない方がよいです。冷静に、落ち着いた態度で追いかけるようにしましょう。
全力で走り去る犬に追いつける飼い主は少ないです。あっという間に逃げ切られてしまいます。しばらく探し回って見つからない時は、次のやるべきことをすぐに実行しましょう。
親しい人に協力の連絡をする
犬友達や離れて暮らす家族など、愛犬が親しくしている人に協力の連絡をするとよいです。
もしも見つかった場合、他人が保護しようとしても難しい場合があります。さらに遠くへ逃げてしまうかもしれません。
親しい相手が呼べば、すぐに寄ってきて保護できることがあります。
警察・保健所・役所などに迷子の連絡をする
知らぬ間に脱走してしまっていた時、脱走した愛犬を見失ってしまった時は、警察・保健所・役所などに迷子の連絡をしましょう。
中型犬や大型犬である場合、移動距離が広範囲になる可能性もあるため、隣町の警察・保健所・役所などにも迷子の連絡をしておくとよいと思います。
まとめ
愛犬の脱走で気をつけるべきシチュエーションを3つ解説しました。
- 自宅でグルーミングをする時
- 玄関のドアを開閉する時
- 驚いてパニックになった時
近所の方の愛犬が脱走してしまった時、見つけ出すまでに2週間もかかり、ガリガリに痩せ細って帰ってきたことがありました。
保護されることなく、姿を現すこともなく、雑草が生い茂ったところに身を隠して待っていたんです。
脱走が原因で何日も帰らない時は、まさかこんな場所には…という場所で飼い主のお迎えを待っているかもしれません。