犬に嫌われないための正しい犬流挨拶方法
犬はマナーの悪い人を嫌います。「かわいい~!」と、いきなり犬に近づいたり触れようとしたりするのはマナー違反です。
犬も挨拶を大事にする動物です。初対面であるか仲良しであるかに関わらず、犬同士でも必ず挨拶をします。
犬と仲良くなりたいのであれば、犬に嫌われたくないのであれば、犬流の挨拶方法を知って、すぐにでも仲良くなれる方法を身につけておきましょう。
その場で待つ
犬に嫌われないための正しい犬流挨拶方法は、その場で待つことです。
犬はいきなり人に近づいてきません。その場で待つことには、お互いの様子をうかがうという意味があります。離れた場所から相手の様子をうかがい、どんな相手なのか、攻撃性はあるのか、仲良くできるだろうかと、様々なことを探っているのです。
人が犬と挨拶をする場合には、犬の方から近づいてくるのを待ってあげてください。人の方から近づくと、犬を怖がらせてしまうことがあります。
その場にしゃがみ、低い体勢で待ってあげるとよいと思います。
においを嗅がせる
犬に嫌われないための正しい犬流挨拶方法は、においを嗅がせることです。
犬が人に近づいてきた時、体中のにおいを嗅ぐことがあります。人の周りをグルグルと回りながら、足のにおいを嗅いだり、おしりのにおいを嗅いだり、グッと顔を近づけてきてにおいを嗅ぐこともあります。
この人はどんな人なんだろうか…と、情報を集めているところです。おしりのにおいを嗅がれて「きゃあ!」と声が出てしまう人もいらっしゃるかもしれません。なぜそんなところのにおいを嗅ぐのかと、身を捻じってしまうことがあるかもしれません。
犬に嫌われないためには、仲良くなるためには、ジッと耐えることです。犬が満足するまで、においを嗅がせてあげてください。これも大事な挨拶のひとつです。
手を差し出してみる
犬に嫌われないための正しい犬流挨拶方法は、手を差し出してみることです。しきりににおいを嗅いだ後、人の目を見つめることがあります。そっと手を差し出してみてください。
手のにおいをしきりに嗅ぐことがあります。手を舐めることもあります。お手をしてくれることもあります。あなたへの警戒心が解けたというサインです。
ここでの犬流挨拶方法のポイントは手のにおいを嗅がせることなので、犬の方から触れてくれたとしても、まだ人の方からは犬には触れてはいけません。
飼い主の許可を得る
犬に嫌われないための正しい犬流挨拶方法は、飼い主の許可を得ることです。
犬に触れるためには、やはり飼い主の許可が必要です。「触ってもいいですか?」「撫でてもいいですか?」と、必ず尋ねてください。
「どこを撫でると喜んでくれますか?」と聞いてみるのもよいと思います。犬が触れられて嫌な部分に触れないことも大事ですし、撫でられて嬉しい部分であれば、仲良くなれるチャンスです。
大きな声を出さない
犬に嫌われないための正しい犬流挨拶方法は、大きな声を出さないことです。
仲のいい相手であれば、犬も声を上げて喜んでくれるのですが、親しくない間柄であったり、初対面であったりする場合には、犬も声を上げることはありません。
人が「かわいいー!」と大きな声を出してしまうと、犬を確実に怖がらせてしまいます。警戒し、逃げたり攻撃したりする犬もいます。
とくに幼い子供が犬と挨拶をする時には、お父さんお母さんが注意してあげてください。静かに優しく落ち着いた態度で接するように教えてあげてください。
まとめ
犬に嫌われないための正しい犬流挨拶方法を5つ解説しました。
- その場で待つ
- においを嗅がせる
- 手を差し出してみる
- 飼い主の許可を得る
- 大きな声を出さない
犬同士であれば、お互いのおしりのにおいを嗅ぐことが犬流挨拶方法なのですが、人の場合は犬のにおいを嗅ごうとしなくても大丈夫です。
犬にあなたのにおいを嗅がせてあげることで挨拶になります。