犬との暮らしでわかる「人生において大切なこと」
犬と一緒に暮らしていると、当初は人間と暮らしていけるようにしつけていたはずなのに、いつのまにか犬からさまざまなことを与えられ、気づかされている気がします。
そこで今回は、犬との暮らしでわかる「人生において大切な3つのこと」について解説したいと思います。
1.いつでも学び直せるということ
犬との暮らしでわかる人生において大切なことは、いつでも学び直せるということです。
前に失敗してしまったから、若い時にやっておかなかったから、もう歳だから、と人はよく言いますが、いつでも学び直せるということを犬は教えてくれます。
これまでずっと問題なくトイレができていた犬が、ある日突然、粗相をするようになってしまうことがあります。そんな時は、また一からトイレトレーニングをすることで粗相をなくすことができます。
しつけは子犬の頃にやっておけば大丈夫、というわけではないのです。犬にだって失敗することはありますし、忘れてしまうことだってあります。もう成犬だからとしつけを諦める飼い主は多いですが、どんなしつけもトレーニングも成犬や老犬にも可能です。
犬は常に学んでいます。絶対に諦めたりしません。失敗や年齢に関係なく、いつでも学び直すことができるのです。そのことを、犬との暮らしで気づかされることがあります。
2.生きることをやめないこと
犬との暮らしでわかる人生において大切なことは、生きることをやめないことです。
人は自ら生きることをやめてしまうことがありますよね。ふとした時、つらいことや苦しいことから逃れるために、生きることをやめてしまうのです。
一方、犬には「生きることをやめる」という概念がありません。思い通りには動かない手足を一生懸命に動かして歩きます。痛みで苦しんでいる時でさえも、食事をし、自らトイレに向かいます。
犬が遊ぶことに一生懸命なのは、心のストレスを発散させるためです。また、毎日のお昼寝を欠かさないのは、疲れた体を休めるためです。
もちろん、毎日ハッピーなことばかりではありません。何日も落ち込んだ気持ちのまま過ごすことだってあります。突然、全てを奪われたり失ったりすることもあるでしょう。それでも生きることをやめてはいけない、ということを犬との暮らしで学ぶことがあります。
3.目ではなく心で判断するということ
犬との暮らしでわかる人生において大切なことは、目ではなく心で判断するということです。
犬が人に懐く時、どんなことで判断していると思いますか?その人が身につけている服やアクセサリーでしょうか。目が大きいことや肌がキレイなことでしょうか。モデルのようなスタイルでしょうか。
いいえ、犬は人を目で判断しません。優しい人かな?攻撃しないかな?遊んでくれるかな?犬を好きかな?私のことを怖がっていないかな?など、その人の心を読んで判断しています。
犬はオシャレで新しく美しいベッドより、使い古して汚いボロボロのベッドの方を好みます。その方が心が落ち着いて、リラックスして休めるからです。
人間関係は複雑で、犬とはこんなに仲良くできるのに…と感じている犬好きさんもいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時は、犬との暮らしで気づかされる、目ではなく心で判断するということを思い出してみてください。
まとめ
犬との暮らしでわかる人生において大切なことを3つ解説しました。
- いつでも学び直せるということ
- 生きることをやめないこと
- 目ではなく心で判断するということ
犬には、人と同じような感情があるとされています。人生にも犬生にも、同じように大切なことがあると思います。
ただ、人はその大切なことを忘れてしまいがちです。そしてある日犬との暮らしの中で、そのことにふと気づかされることがあります。
『犬は飼い主を見て学ぶ』などと言われますが、私たち飼い主の方こそ、たくさんのことを愛犬たちから学んでいると思います。
犬と暮らしていなければ気づくことのできなかった大切なことが、きっと誰にもあるのではないでしょうか。