犬が怖がってしまう『音・もの』
今回は、犬が怖がってしまう『音・もの』を紹介します。
犬が苦手とするものを知り、愛犬がパニックになるのを防いだり、ストレスから守れるようにしておきましょう。
1.花火
夏の風物詩である「花火」は、犬が怖がってしまう音の代表的な存在です。花火の大きくてお腹に響くような音を、犬はとても怖がります。
花火を愛犬と楽しみたいと思う人もいるかもしれませんが、花火の音にパニックになった犬が逃げてしまうケースはとても多いので、花火大会に犬は連れて行かない方が良いでしょう。
花火と同じく、犬は雷も怖がりますので、雷の季節になったら特に愛犬の脱走に気を付けてください。
2.工事の音
「工事の音」も、犬が苦手とする音の一つです。
工事の音はとても大きく人間でも耳が痛くなるくらいなので、聴覚に優れた犬にとってはかなりうるさく感じるのでしょう。
しかも聞いたことがない高い音や雷のような低い音など、様々な音が鳴り響くので犬が怖がるのも頷けます。
3.掃除機
「掃除機」を怖がる犬も多いです。
飼い主さんが掃除機を使い始めると逃げ隠れたり、逆に吠えて向かってこようとしたり。怖がり方は犬によって違いますが、多くの犬にとって「ブオーン!」という音と、激しく動くヘッド部分が脅威になるようです。
4.グレーチング(側溝のふた)
散歩の時に格子状のグレーチング(側溝のふた)を怖がる犬も多いでしょう。
飼い主がリードを引っ張っても尻込みしたり、恐る恐る端っこを歩いたり、なかにはジャンプで飛び越える犬もいると思います。
犬は視力があまりよくないので、グレーチング部分が大きな穴のように見えて怖く感じるようです。
5.ビニール袋
意外なものでいうと、「ビニール袋」も犬が怖がることが多いです。
特に風で飛ばされたビニール袋を怖がる犬はたくさんいます。どうやらビニール袋のガサガサ音が怖いみたいですね。
散歩中にビニール袋が飛んで来たら、愛犬のために避けて歩いてあげると良いでしょう。
6.お風呂
「お風呂」も犬が苦手になりがちです。
- シャワーの音
- 顔に水がかかる
- 飼い主に拘束される
- ドライヤー
お風呂では、上記のような犬が苦手とする音やものが次々と起こります。
何度かお風呂に入れられた経験がある犬なら、飼い主さんがお風呂の準備をするだけで気配を察知し、隠れてしまうこともあります。
掃除機のような家電は犬のストレスになるの?
掃除機をかけた時に愛犬が怖がっているのを見ると、「ストレスになっているのでは?」と心配になりますよね。
確かに、掃除機やドライヤーといった大きな音が出る家電は、犬にストレスを与えている恐れがあります。
犬が少々興奮する程度ならあまり気にしなくても良いかもしれませんが、パニックになったり、掃除機に噛みついたり激しく吠える場合は対処が必要です。
犬を掃除機に慣らすには、以下の方法を試してみてください。
- 電源を切った掃除機を部屋に置いて犬に見慣れさせる
- 掃除機の音を数秒鳴らし、犬が大人しくできたらご褒美を与える
- ②を繰り返し、少しずつ音を鳴らす時間を伸ばしていく
協力者がいる場合は、1人が犬におやつやオモチャを与えて気を逸らしている時に、もう1人が少し離れた場所で掃除機を使うのも良い方法です。
ドライヤーなどの他の家電も、同じように少しずつ音に慣らしていきましょう。
まとめ
人間にとっては何でもない音やものでも、犬にとっては騒々しすぎたり、得体の知れない怖いものだったりすることがあります。
愛犬が何かに怖がっていたら無理やり克服させようとするのではなく、怖がっている音やものから遠ざけてあげましょう。お風呂など避けられないものは少しずつ慣れさせてください。