愛犬がワガママになるのは飼い主のせい?
犬は性格に個体差があり、なかには「ワガママ」な性格の犬もいます。
次の特徴に当てはまる犬は、ワガママな性格だといえるでしょう。
- 飼い主の指示を無視する
- 要求吠えをする
- フードの好き嫌いが激しい
- 嫌なことがあると攻撃的になる
- クレートやケージの中で大人しくできない
このようなワガママな犬の飼い主さんは「うちの子はワガママで困ってるの!」なんて思っているかもしれません。
しかし、実は犬がワガママになるのは生まれつきの性格ではなく、「飼い主さんの接し方に原因がある」ことがほとんどなのです!
愛犬がワガママな性格だと、しつけが上手くいかない、家に人を呼べないなど、さまざまな困りごとがでてきてしまいます。愛犬がワガママにならないように、飼い主は接し方に気をつけなくてはいけません。
愛犬をワガママにする飼い主のNG行動
ここからは、愛犬をワガママにしてしまう飼い主のやるべきではないNG行動についてご紹介します。ご自身の行動に当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。
愛犬からの要求にすべて応える
愛犬からの要求に飼い主がすべて応えるのは、犬がワガママになるのでNGです。
犬は「おやつが欲しい」「かまって欲しい」「ケージから出して欲しい」など、さまざまな要求を飼い主に伝えます。毎回これらに応えていると、犬は「飼い主は自分のいうことは何でも聞いてくれる」と思ってしまうのです。
すると、飼い主が仕事や家事をしていて構えない時でも、犬は自分の要求を聞いてもらおうと吠えたり騒いだりするようになってしまいます。
吠えるからと構ってしまうと、さらにワガママはエスカレートしてしまうので甘やかさないようにしましょう。
ドッグフードを食べないからと別の物を与える
犬が好き嫌いでドッグフードを残す時に、すぐに別のフードに変えてしまったり、豪華なトッピングを乗せたりするのはNGです。代わりにおやつを与えるのも絶対にやめましょう。
このような行動は、犬に「食べなければもっと美味しい物を出してもらえる」と学習させてしまい、普通のドッグフードを食べなくなることがあります。
愛犬をワガママにしないための対策
愛犬をワガママにしないためには、次の対策を普段から意識しましょう。愛犬に対する対応や環境を飼い主さん自身が変えることができれば、きっと愛犬の行動も変わってくるはずです。
犬からの要求には無視やコマンドで対応する
愛犬から何かを要求された時、飼い主さん自身が忙しければ無視をしてください。しばらくすれば犬も諦めてワガママを言わなくなるでしょう。
また、「オスワリ」などのコマンドを使うのもおすすめです。犬の要求に応える前に、先に飼い主からの指示に従うようにしつけておくと、犬に自制心が身につきやすくなります。
ドッグフードはすぐに片付ける
愛犬が15分くらい経ってもフードを食べない場合は、思い切って片付けてしまいましょう。お水が飲めていれば、犬は2日程度ご飯を食べなくても大丈夫です。
おやつも控えめにして、お腹を空かせた犬がドッグフードを自ら食べるように工夫してみてください。
愛犬と信頼関係を築く
犬をワガママにしないためには、飼い主が愛犬との間に信頼関係をしっかり築くことが大切です。信頼関係を築き、犬が「ご主人の言うことを聞こう」と思うようになればワガママな行動は少なくなるでしょう。
コミュニケーション不足で飼い主の気を引こうとわざとワガママをすることもあるので、日頃から愛犬との触れ合いやお世話も欠かさないようにしてください。
まとめ
可愛い愛犬はつい甘やかしてしまいがちですが、ワガママを放置すると飼い主側も大変ですし、犬にとっても好ましい状態ではありません。
愛犬と良い関係を築くためには、厳しくしつける時はしつける、甘やかす時は甘やかすとメリハリをつけた接し方をしましょう。
飼い主としての意識や行動を改めることができれば、愛犬にもきっと変化がみられるようになるはずです。