愛犬のしつけで効果がある「ご褒美のあげ方」
犬のしつけでご褒美をあげることは誰もが理解していますが、正しいタイミングや量、かえって逆効果になってしまうNG行為まで理解できていない飼い主さんもいるかもしれません。
そこで今回は、愛犬のしつけで効果がある「ご褒美のあげ方」について解説します。
1.犬がよい行動をしてから2秒以内!
愛犬のしつけで効果があるご褒美のあげ方は、犬がよい行動をしてから2秒以内におやつを与えることです。
犬の短期記憶は10秒程度であるとされており、10秒を過ぎると覚えていられなくなってしまうことがあります。
そのため、犬がよい行動をしてから10秒を過ぎておやつを与えた場合、「よい行動をしたからご褒美がもらえた」ではなく、単純に「おやつがもらえたぞ!ラッキー!」と捉えられてしまう可能性があるのです。
ただ、しつけ中のご褒美が効果をもらすためには10秒では遅いため、2秒とされているようです。
2.色んな種類のおやつを与える
愛犬のしつけで効果があるご褒美のあげ方は、色んな種類のおやつを与えるということです。
- ビスケット
- ジャーキー
- ボーロ
スーパーやドラッグストアでも手に入りやすい、この3つのおやつがおすすめです。
しつけ中のご褒美には、犬も飽きてしまうことがあります。ジャーキーを期待していたのにビスケットだった…と、ガッカリさせてしまうことがあるんです。
毎日同じご褒美をもらうよりも、今日・明日・明後日と、違うおやつがもらえた方が、犬のモチベーションも上がるのではないでしょうか。
3.おやつではなく食材を与える
愛犬のしつけで効果があるご褒美のあげ方は、おやつではなく食材を与えるということです。
前章で紹介しました「ビスケット」「ジャーキー」「ボーロ」は、犬用のおやつとして販売されているものですが、あまり好まない犬もいることをご存じでしょうか。
犬が好みやすい食材としては、「キャベツ」「きゅうり」「ブロッコリー」「スイカ」「梨」「りんご」「サツマイモ」「かぼちゃ」などが挙げられます。みなさんの愛犬が好きな食材も含まれているのではないでしょうか。
しつけのご褒美は必ずしも犬用のおやつである必要はありません。愛犬が好きな食材を与えるのも効果的だと思います。前章で紹介したようなおやつが苦手な場合、これらの犬が好みやすい食材で試してみても良いかもしれません。
犬に安全な食材であれば、旬の食材をご褒美として与えることをおすすめしたいです。
愛犬のしつけで効果があるご褒美の量
ご褒美として愛犬におやつを与える時、食べ過ぎになっていませんか。カロリーオーバーになっていないでしょうか。しつけ中のご褒美が、愛犬の肥満の原因になってしまうことがあります。
犬に与えてもよい1日のおやつの量は、『1日の摂取カロリーの10%』とされています。おやつのパッケージには量やカロリーが表示されていますので、ごはんから得られるカロリーも考えて計算してみるとよいと思います。
また、しつけ中の愛犬の体重が急に増えた時は、(ご褒美で与えたおやつが原因かも…)と考えてみてください。ご褒美のおやつの量は、家族間でもしっかり決めておくとよいでしょう。
逆効果になるNG行為
愛犬のしつけにおける逆効果になるNG行為は、よい行動ができていないのにご褒美を与えてしまうことです。
おそらく集中力がなくなってしまった愛犬の気を惹くためにおやつを与えてしまっているのではないかと思います。
犬の集中力は5分程度しか保たれないとされています。集中力が切れてしまった時はしつけを中断したり、休憩を挟んだり、その日のトレーニングを終えるなどした方がよいと思います。
まとめ
愛犬のしつけで効果があるご褒美のあげ方を3つ解説しました。
- 犬がよい行動をしてから2秒以内!
- 色んな種類のおやつを与える
- おやつではなく食材を与える
我が家で最も効果があったと感じたのは、おやつではなく食材を与えることでした。犬用のおやつを好まず、なぜか野菜を好む犬だからです。
「ジャーキーよりもキャベツの方が好き♡」という犬は意外と少なくないのでは、と思います。
しつけ中のご褒美は、ぜひ愛犬が喜ぶおやつを用意してみてくださいね。