散歩中に犬の脱水や熱中症を避けるためにできる工夫
散歩中にも給水ボトルを持ち歩いている飼い主はいらっしゃると思うのですが、散歩中に水を飲んでくれない犬は意外と多いものです。公園やドッグランの蛇口から上手に水を飲む犬も見かけるのですが、実は我が家の愛犬も散歩中に水を飲んでくれません。
散歩中の犬の脱水や熱中症を避けるためには、飼い主としてどのような工夫をすることができるのか、ぜひ一緒に考えてみましょう。
1.飼い主の手に水を出しながら飲ませる
散歩中の犬の脱水や熱中症を避けるためにできる工夫として意外とお薦めなのが、飼い主の手に水を出しながら飲ませるという方法です。
ボトルのままではなかなか飲んでくれないですよね。折りたたむタイプのボウルに入れても飲んでくれないことがよくあります。
そして理由はよく分からないのですが、なぜか飼い主に手に出された水はゴクゴクとよく飲んでくれます。ボトルやボウルを怖がる犬もいますし、飼い主の手やニオイに安心して飲んでくれるのかもしれません。
どうしても今水を飲んでほしい!という時は、ご自分の手に水を出して、愛犬の口元に差し出してみてください。
2.犬用の経口補水液を飲ませる
散歩中の犬の脱水や熱中症を避けるためにできる工夫は、水ではなく、犬用の経口補水液を飲ませるということです。
犬用の経口補水液には、オリゴ糖や食塩や甘味料などが使われているため、水と比べるとニオイや味があり、犬が好んで飲んでくれます。犬の体液に近いイオンバランスで、水分とイオンを素早く吸収させることができる、という特徴があります。
脱水や熱中症の対策としてはもちろんですが、「ちょっと脱水気味かも…」「熱中症になりかけてるかも…」という時の応急処置としてもおすすめできます。
ただし、注意点として、「生後3カ月未満の犬には飲ませない」、「摂取目安量を守って飲ませる」ことが大切です。
3.犬用の経口補水ゼリーを食べさせる
散歩中の犬の脱水や熱中症を避けるためにできる工夫は、水ではなく、犬用の経口補水ゼリーを食べさせるということです。
犬が「どうしてもお水は飲みたくない!」という時は、犬用の経口補水ゼリーをおやつ代わりに食べさせると、よく食べてくれます。散歩中に失われてしまった水分や電解質を素早く補給することができる、という特徴のあるゼリーです。オリゴ糖が含まれたミルク風味なので、犬が好みやすいです。
食べさせる時の注意点は、「生後2カ月未満の犬には与えない」、「摂取目安量を守って与える」ことです。
また、犬がこれを食べすぎると、お腹が緩くなってしまうことがありますのでご注意ください。初めて食べる時は、少量から与えるとよいと思います。
4.キュウリを食べさせる
散歩中の犬の脱水や熱中症を避けるためにできる工夫は、水ではなく、キュウリを食べさせるということです。
キュウリの水分含有量は95%と言われており、「ほぼ水分で出来ている」と言っても過言ではありません。キュウリが好きな犬は意外と多いのですが、みなさんの愛犬はどうでしょうか。
我が家の愛犬はキュウリが大好きなので、遠出でお散歩する時は飲料水とキュウリを持って出かけるようにしています。なかなかお水は飲んでくれないので、キュウリで上手く水分補給ができています。
他にも、水分含有量で言うと、スイカもおすすめできます。ただし、キュウリやスイカを水の代わりに与える時は、食べ過ぎに注意が必要です。水分を多く摂取することで、お腹が緩くなってしまうことがあります。
まとめ
犬が散歩中に水を飲んでくれない時の脱水や熱中症を避けるためにできる工夫を4つ解説しました。
- 飼い主の手にお水を出しながら飲ませる
- ペットスエットを飲ませる
- ペットスエットゼリーを食べさせる
- キュウリを食べさせる
喉が渇いていない時、水分が不足していない時、単純に水を飲みたくない時、犬が散歩中に水を飲んでくれないことがあります。
脱水や熱中症が心配される時は、どうしても水でなければいけない!と考えるよりも、水以外のもので水分を補うことができるとよいと思います。