ダメ飼い主が犬にしているNG行為とは
ダメ飼い主が愛犬にしてしまっているNG行為にはどのような行為が該当するのでしょうか。
1.かまってあげない
気がつくと犬にはごはんとトイレだけで、かまってあげる時間が少ないのではないでしょうか。「室内でトイレができるから、散歩にも連れて行く必要がない」などという扱いは更にNGです。
犬は群れで暮らす習性があるので、放っておかれることに特にストレスを感じます。つまり、触れあいが少なければ同じ群れの仲間とは思えなくなるため、犬が言うことをきかなくなります。
また、日頃の触れ合いが少なければ、愛犬の体調が悪くなっていても気づくことができません。
2.しつけをしない
犬が人間社会で暮らすには、来客や他の犬に吠えてはいけない、他人に飛びついてはいけない、人間の食べ物を勝手に食べてはいけない、というようなルールがたくさんあります。
そもそも犬はこれらのルールを知らないので、飼い主はしつけをしなければいけません。
ダメ飼い主のせいで正しいしつけができていないと、他の犬や人にケガをさせる、吠え声で苦情が来る、体に悪いものを食べて命に関わるなど、犬自身が不幸になってしまいます。
3.健康管理を他人任せにする
定期的にトリミングが必要な犬に起こりがちなケースですが、「サロンによく連れて行くので、家ではお手入れをしない」という人がいます。確かにサロンでは犬をきれいに整えて、異変があれば知らせてくれます。
しかし、犬と一緒にいる時間が一番長いのは当然飼い主です。普段からお手入れをしなければ皮膚に出来物がある、ケガをしているといった異変にすみやかに気づくことができません。
また、多頭飼育をしていて、どの犬が体調不良なのかわからずにとりあえず病院に行く、という人も。スムーズに治療をするためには、それぞれの犬の健康管理を飼い主の手で行ってください。
4.犬の要求に全て応える
犬がかわいいあまり、ついおやつを欲しがる分だけあげてしまう、吠えるから飼い主の用事を中断してでも遊んであげる、などということはしていないでしょうか。
要求に全て応えていたら、犬は「自分の要求が通るのが普通だ」と勘違いしてワガママになってしまいます。酷い場合は、自分の思い通りにならないと噛みつくようにもなります。
また、おやつを欲しがるだけあげていたら肥満になり、内臓や関節などの病気の原因になります。犬にも多少の我慢を教えることは必要です。
5.犬はこういうものと決めつける
本やネットに書いてある通りにやったらできるはず、この犬種はこういう性格のはず、などと決めつけて犬に接していないでしょうか。
オテやフセなどのコマンドの教え方、トイレの教え方のマニュアルはあります。しかし、あくまでもそれらはほんの一例であり、全ての犬がマニュアル通りにいくとは限らないのです。また、犬によって覚える早さは違いますし、純血種でも性格は個体によって変わります。
生き物を相手にするときには、マニュアル通りにできるとは限らない、と思わなければいけません。
6.くどくど叱る
犬は相手の感情を読むのが上手い生き物ですが、人間の言葉を完全に理解することはできません。悪さをして言葉で叱っても、犬は何がいけないのかわからずストレスになるだけです。
トイレの失敗を叱っても、犬は排泄がいけないのだと勘違いして隠れてトイレをする、食糞をするといった新たな問題行動を起こすことがあります。
犬を叱るときは何がいけないのか指をさし、『ダメ』『いけない』などの単語を使いましょう。トイレトレーが小さそうであれば大きいサイズにする、部屋を荒らさないように片づけるという工夫も必要です。
まとめ
今回紹介したダメ飼い主がしているNG行為の中に、ご自身に当てはまるものはありましたでしょうか。
もし該当していればすぐになおしていたければ、犬との関係もより良いものになるかもしれませんし、今までダメ犬と思って諦めていたこともスムーズに出来てしまう可能性も。
まずは愛犬とこまめによく触れ合い、体調や性格などがすぐに把握できる状態にすることをおすすめします。そうすれば、犬も飼い主も、ともに幸せな生活が待っているのではないでしょうか。