愛犬が「独り占めしたい」と考えているもの・こと
犬が「独り占めしたい」と考えている時、その感情を表に出すことができる犬は、相手を威嚇したり攻撃したりすることがあります。感情を素直に表現することができるタイプの犬です。
一方で、独り占めしたいとは考えているものの、その感情を表に出すことができない犬もいます。相手に譲ってしまったり、グッと我慢してしまったり、感情を素直に表現することができず、ストレスになっていることがあります。
愛犬が独り占めしたいと考えているもの・ことを知り、独り占めさせてあげることができる場合には、ストレスフリーのためにも独り占めできる環境を与えてあげる必要がある場合もあるのではないでしょうか。
1.飼い主とのお散歩の時間
愛犬が独り占めしたいと考えていることには、飼い主とのお散歩の時間があります。
家族で暮らしている犬にとって、多頭飼いをしている犬にとって、なかなか飼い主を独り占めする時間ってないですよね。お散歩の時間が唯一、飼い主を独り占めできる時間なのではないでしょうか。
また、子供がいる家庭では、「犬・飼い主・子供」のみんなでお散歩に行くことがよくあるのではないでしょうか。子供たちだけでは心配ですもんね。
多頭飼いをしている場合では、みんな一緒にお散歩に行く、ということが当たり前になっている場合も多くあります。初めは1匹だった先住犬にとって、お散歩がストレスになっている可能性があります。
毎日は難しいかもしれませんが、たまには愛犬と飼い主の一対一でお散歩に行く時間を作ってあげてください。アイコンタクトや声掛けをしながら歩くと、よいコミュニケーションにもなると思います。
2.おもちゃ
愛犬が独り占めしたいと考えているものには、おもちゃがあります。
おもちゃを独り占めしたいと考えている時は、飼い主を遊びに誘うことがありません。おとなしくひとり遊びを楽しんでいるはずです。そんな時、おもちゃに手を伸ばそうとすると、「ガウッ!」と一喝されたり、手を噛む仕草をしたり、手を甘噛みや本気噛みされてしまうことがあります。
多頭飼いしている場合、おもちゃを奪い合って喧嘩になってしまうこともよくあります。本気の喧嘩になってしまうと大怪我にも繋がる恐れがあるため、喧嘩になる前に止めなければなりません。
愛犬が1匹の場合、おもちゃを独り占めしたいと考えている時は、構うことなく見守ってあげるとよいと思います。多頭飼いの場合、おもちゃで遊ばせる時は終始見守ることが大事です。
そして、飼い主の目が離れている時、独り占めしたいことから喧嘩へと発展しないよう、引き出しやおもちゃ箱に片づけておくとよいと思います。遊びの時間になったら出してあげてください。
3.ごはんやおやつ
愛犬が独り占めしたいと考えているものには、ごはんやおやつがあります。
食事中の愛犬の目の前を通り過ぎようとした時、唸り声を上げたり、吠えたり、威嚇されたことがあるのではないでしょうか。
犬にとって食事をすることは生きることそのものです。自ら食事を用意することはできません。飼い主に与えられた時にのみ、食べることができます。
だからこそ、独り占めしたい欲が強く出てしまうことがあるのです。
ケージやクレートの中など、犬が安心できる場所で食事をさせてあげるとよいと思います。または、食事中の犬は離れた場所で見守り、刺激を与えないことです。
まとめ
愛犬が独り占めしたいと考えているもの・ことを3つ解説しました。
- 飼い主とのお散歩の時間
- おもちゃ
- ごはんやおやつ
犬にも独占欲はあります。それを表現できる犬もいれば、上手く表現することができずにストレスになっている犬もいます。
何かを独り占めしたいと考えることは、動物の本能として備わるものです。決して悪いことではありません。独り占めできる環境を与えることも必要だと思います。