愛犬が飼い主の帰宅に無反応な理由とは？
飼い主の帰宅を大歓迎する犬もいれば、クールな反応を見せる犬もいます。帰宅するたびに大騒ぎされるのも大変ですが、無反応すぎるのも寂しいですよね。
では、飼い主の帰宅に対して愛犬が無反応なのはなぜなのでしょうか。その理由や心理についてご紹介します。
1.すっかり慣れている
まず考えられるのは、その犬が「留守番にすっかり慣れきってしまった」ということです。
もしかすると、最初の頃は出迎えをしてくれていたかもしれません。しかし徐々に出迎えがなくなり、今では毎回無反応というのであれば、おそらくそういう心理なのでしょう。
これは一見無反応に見えるかもしれませんが、物音で飼い主の帰宅の事実は確認しているはずです。
むしろ帰宅に対して無反応なのは、飼い主と深い信頼関係がある証拠なのでガッカリすることはありません！
どちらかといえば、落ち着いたタイプの犬の方が、飼い主の帰宅に対して無反応になりやすいです。
2.寝ていて気づかなかった
よく眠る犬であれば、飼い主が帰宅しても「寝ていて気づかなかった」ということも考えられます。
若い犬はあまりないかもしれませんが、年齢を重ねたシニア犬であれば、一日の休息時間が長くなり、また耳が遠くなるのでその可能性が高まります。
普段は大はしゃぎで出迎えてくれる犬であれば、たまたま何か体調不良があるのかもしれません。異変を感じるようであれば、何か原因がないか確認した方がいいですね。
3.拗ねている
いつも玄関まで出迎える犬も、何か飼い主に対して不満がある場合は帰宅しても無視することがあります。もしかすると、留守番時間が長くて拗ねているのかもしれません。
あるいは、いつも用意してあるおやつやお水がなかった、トイレが綺麗にセットされていなかったなど、自分への対応や環境に対して何か不満がある可能性もあります。
なぜ愛犬が拗ねているのか、その原因を調べて解決してあげましょう。
4.叱られることをしてしまったから
飼い主の帰宅を喜びたいのに、どうしても喜べない犬もいます。それは、飼い主に叱られる原因を作ってしまった犬です。
壁紙やクッションをボロボロにしてしまった、トイレを失敗してしまったなど、叱られる要素がある時は玄関へ出迎える心理状況ではなくなります。おそらく飼い主に呼ばれても反応をせず、しょんぼりした表情をしているでしょう。
部屋の隅に隠れているかもしれません。ただ、そこで強く叱ってしまうと留守番が嫌いになってしまいます。
次回は犬がイタズラをできない環境にした上で、出かけるようにしてください。
犬が飼い主の帰宅に無反応な際にチェックすべきポイント
いつも玄関まで出迎える愛犬が姿を見せない場合は、その理由を探ってみてください。もしかすると緊急自体が起きていることもありえます。
愛犬に異変や違和感を感じた際は、以下の項目をチェックしてみましょう。
体調不良やケガがないか
まずは、体調不良やケガがないか確認します。
暑い夏の日であれば熱中症を、冬であれば体が冷えていないかよくチェックしてください。留守中に何らかのケガを負ってしまっていないかどうか、こちらもよく確認しましょう。
食事や水分の摂取はどうか
愛犬のようすに異変を感じる時は、留守中の食事や水分の摂取量を確認しましょう。
用意しておいたフードや水分が減っていない場合は、体調不良を起こしているのかもしれません。
トイレを我慢していないか
留守中にトイレを我慢してしまう犬もいます。トイレシーツが汚れていたり、いつもと違ったりするだけでトイレができなくなるケースもあります。
中には、分離不安から留守中のトイレを失敗する犬もいるので、心当たりがある場合は獣医師に相談してみるといいでしょう。改めてトイレトレーニングを見直し、留守中のトイレの場所が適切かどうか確認してみてください。
まとめ
帰宅したら愛犬に出迎えてほしい人にとって、スルーされてしまうのは少し悲しいかもしれません。でも、帰宅に対して愛犬が無反応なのは、飼い主を信頼している証拠でもあります。
それでも愛犬になにか違和感を感じるようであれば、よく確認した上で適切な対処を行ってくださいね。
