犬がトイレシーツの上に座っちゃう心理5選
「なぜかうちの子、トイレシーツの上にいることが多い」という話は珍しくありません。なぜわんこたちはトイレシーツの上に好んで居座るのでしょうか。ここでは、そんな彼らの心理を紹介します。
1.寝床とトイレシーツの区別がついていない
同じサークルやケージ内に寝床(ベッドやマット)とトイレを設置している場合、寝床とトイレの区別がついていない、あるいは匂いによって混乱している可能性が考えられます。
特に子犬の場合は、まだトイレトレーニングも完了していないことも多く、寝床とトイレを逆に勘違いしているケースも珍しくありません。
2.床よりふかふかしていて居心地が良い
現在、一般的な家庭の床材はフローリングが使われています。しかし、フローリングは硬いため、寝転ぶには少々寝心地が悪いと感じている犬たちは多いようです。
フローリングに比べると、トイレシーツはふかふかとしていて居心地が良いため、床よりも寝心地の良いトイレシーツをベッド代わりに使ってしまう犬も多くいます。
3.室温が高く少しでも涼しさを感じたい
夏に近づき気温が高くなってくると、トイレシーツの上を好んで休憩場所にする犬が増加します。これは室温が高くなることから、トイレシーツはひんやりとしていて涼しいと感じる犬が多いからです。
この場合は、エアコンなどを活用して室温を調整することで、トイレシーツの上から退いてくれることが多いので、暑さを感じたら熱中症対策のためにもエアコンを稼働させましょう。
4.自分の匂いが染み付いていて落ち着く
トイレシーツが置かれている場所は、普段から愛犬が排泄している場所でもあります。飼い主がしっかりトイレシーツを交換したり、清潔に掃除・消臭をしていたとしても、犬の優れた嗅覚は自分の匂いが残っていることを感知していることが多いです。
犬にとって自分の匂いは馴染みが強く、安心感を覚える匂いでもあります。自分の匂いが染み付いているトイレシーツのある場所は落ち着くと感じ、その場所でくつろいでいる可能性もあります。
5.トイレに座っていると飼い主が構ってくれる
以前、トイレに座っている愛犬を見て「何しているの!?」と大きなリアクションを取ったり、その不思議な行動に笑ってしまったことはありませんか。
そんな飼い主の行動を見て、愛犬が「ここに座っていると構ってもらえる」と勘違いしてしまった可能性も否めません。
「構ってほしいな」と寂しさを感じた時、「あそこに行けば構ってもらえるかも」と考え行動した結果、再び飼い主が注意を向けてリアクションしてくれた…と成功体験が重なってしまうと、飼い主の気を引くため常習的にトイレに居座るようになってしまいます。
犬のトイレ座り癖…やめてもらうためにすべき対策は?
トイレシーツの上に座る癖を改善してほしいと考える飼い主さんは多いですよね。本来排泄する場所なので、汚いと感じる人も多いでしょう。
犬のトイレシーツの上に座る習慣を改善したい場合は、まず最初に室内の他の場所に、居心地の良い場所を整えてあげることが重要です。室温を調節し、愛犬が寝心地良いように低反発のふかふかとしたマットを用意してあげるなど、環境を整えてあげましょう。
また、トイレに座っている姿を見ても必要以上に反応することは控えてください。構ってもらえたと勘違いさせてしまうからです。基本的には愛犬が退くまで構わず、飼い主の元や愛犬専用スペースに戻った時にたくさん褒めてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬がトイレシーツの上に座ってしまう理由は、室内の環境や飼い主の注意を引くためなど様々です。紹介した改善策を早めに実践し、焦らず長い目で改善していく姿を見守ってあげましょう。