犬が「ビックリした時」に見せる6つの行動
人間も驚いた瞬間に思わぬ行動に出ることがありますが、犬の場合は本能的な行動に出てしまうことが多いです。
とくに、犬の聴力は人間の4倍ほど優れていると言われていますので、物音に対して非常に敏感に反応をしますので、そばにいる人は注意したいですね。。
ここでは、犬がビックリした時に見せる6つの行動をご紹介しますので、ぜひ今後のために知っておいてください。
1.吠える
犬はビックリすると、吠える場合が圧倒的に多いです。これは犬らしい反応ではありますが、防衛本能的な感情と威嚇する意味から吠えています。
よくあるのが、玄関のチャイムに対して驚いて吠える、遠くから聞こえるサイレン音に反応して吠えるという行動があります。
2.逃げる
ビックリした瞬間に逃げる犬もいますね。逃げるのは犬本来の防衛反応による行動ですが、パニック状態に陥ると全速力で走り回ってしまうことが多いです。
散歩中に聞こえてきた騒音に驚いて逃げてしまう犬もいます。このような状態になると飼い主の指示も聞こえなくなってしまうので、注意が必要です。
3.飛び上がる
犬によってはビックリしすぎてその場で飛び上がることもあります。どちらかといえば、その場で飛び上がるのは猫の方が多く、ジャンプに慣れていない犬は着地に失敗して転げてしまう場合もあるので注意してください。その後はパニック状態に陥ってしまう可能性も高いです。
4.隠れる
雷の音が少しでも聞こえると、サッと隠れてしまう犬も多いのではないでしょうか?大きな物音が少しでも聞こえると、テーブルの下や自分の寝床に隠れてしまうことがあります。これは自分を落ち着かせようとしている行動でもあるので、そっと見守ってみてください。
5.震える
ビックリした瞬間に震え出してしまう犬もいます。その犬にとって初めて体験する恐怖だったり、怖すぎて体が硬直してしまったりということが考えられます。日頃から物音に敏感な犬が多く、こうした犬はパニック状態に陥りやすいです。
6.噛み付く
注意したいのが、ビックリして攻撃的な行動に出る犬の防衛反応です。反射的に出てしまう行動であり、犬が持つ本能的なものなので、普段は穏やかな犬であっても予想外の行動に出ることがあります。
注意!犬を驚かせてしまうダメな接し方
このように犬はビックリすると思わぬ行動に出てしまい、犬にとっても周囲にとっても危険な状況になりやすいです。思わぬ場面に出くわすのはともかく、わざわざ犬を驚かせないよう配慮をしてください。ここでは、飼い主がやってしまいがちな犬を驚かせてしまうダメな接し方についてご紹介します。
急に体に触れる
何気なく愛犬に触れたら「ビクッ!」と驚かれた経験ありますよね!犬の体に急に触れると驚かれてしまうので、必ず声をかけてから触れるようにしましょう。声をかける際も優しいトーンを心がけてください。
急にそばで動く
犬が寝ている横で突然バタバタ動き出すと、当然ながら犬は驚いてしまいます。臆病なタイプの犬であれば、飼い主に対して不信感さえ抱くこともあるので、掃除機をかける時なども犬の様子を見てから行った方がいいですね。。小さなお子さまやほかのペットがいるご家庭であれば、犬のテリトリーをしっかり確保してあげましょう。
大声や大きな物音を出す
犬がビックリするのは雷や工事現場だけでなく、身近な家族が対象になることもあります。大きな声でしゃべったり、掃除機など大きな物音を出したりすると犬は驚いてしまいます。
また、シニア犬になると耳が遠くなり、予想外の驚き方をすることがあるので、年齢が気になってきたら物音への配慮を深めるようにしましょう。
急に近づく
犬に急に近づくのも驚かせる原因になります。わざと犬を驚かせようと近づいてしまい、噛みつかれてしまうことも決してないとはいえません。
ちゃんとしつけをしたからといっても、犬は驚いた瞬間に本能的な行動に出てしまうものです。信頼関係が崩れる原因にもなるので、急に近づいたり驚かせたりするのはやめましょう。
まとめ
犬がビックリした時の反応は面白いかもしれませんが、犬にとっては何ひとつ良いことはありません。
また、日頃から怖がりな一面が見える犬であれば、ビックリするほどの騒音に対しては思わぬ行動に出てしまうことも改めて把握しておきたいですね。
犬が怖い思いをせず、安心した環境で暮らせるようにぜひ配慮をしてあげてください。