愛犬が体をぶつけてくるのは何故?行動から読み解く心理と飼い主が注目すべきポイント

愛犬が体をぶつけてくるのは何故?行動から読み解く心理と飼い主が注目すべきポイント

愛犬が突然体をぶつけてくることはありませんか?ちょっと不思議なこの行動、どんな心理によるものなのでしょう。愛犬が体をぶつけてくる時の心理と飼い主さんが注目すべきポイントを探ってみました。

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犬は行動で気持ちを伝えてくれる生き物

飼い主さんに笑顔を見せる犬

愛犬の行動は毎日見ていても飽きることはありませんよね。その多くの行動は可愛らしいものや癒されるものなど、飼い主さんを笑顔にしてくれているのではないでしょうか。その中に爆笑してしまう行動や不思議に感じる行動もあると思います。

犬が飼い主さんに体をぶつける理由は?

時々、愛犬が体をぶつけてくることはありませんか?全ての犬がとる行動ではないようですし、ぶつかると言っても頭を軽くこつんとぶつけてくることもあれば、走ってきてそのまま衝突するように激しくぶつかることもあります。

ほとんどの理由は「飼い主さんの気を引きたい」「構ってほしい」など、飼い主さんに対して気持ちをアピールする行動のようですが、なかには病気やストレスが隠れていることもあるようです。飼い主さんが注目すべきポイントと一緒にまとめてみました。

愛犬が体をぶつけてきた時の心理と注目すべきポイント

飼い主さんを見上げる犬

1.愛情表現の場合

犬は様々な行動で飼い主さんに対し愛情を伝えてくれますが、体をぶつけてくることも愛情表現であるケースもあります。

ぶつけてくる時のポイントは「優しくぶつかる」。愛犬も飼い主さんもリラックスしている時に多いようで、ソファでくつろいでいたりお散歩中の休憩時などに、自身の体を預けるように「トンッ」とぶつけてきます。

飼い主さんのことを心から信頼していると同時に、「大好きです」という気持の表れになります。愛犬の愛情を体の重みで感じる幸せな瞬間だと思います。

2.甘えたい場合

犬は飼い主さんに甘えたい時にも体をぶつけてくることがありますが、そのぶつけ方は個体によって様々です。

例えば、小型犬であれば飼い主さんの膝に飛び乗ろうとしてジャンプしながらぶつけてきたり、足元にタックルするようにぶつけてくるでしょう。

大型犬は、飼い主さんの肩に両前足を乗せるようにドスンとぶつけてくることもあります。また、飼い主さんの体に自身の全体重を預けるように体をすり寄せることもあるはず。

「甘えたくて体をぶつけてきたのかな?」と疑問に感じた時は、愛犬を数秒撫でて可愛がってみて下さい。撫でる手を止めたところで「もっと撫でて」と催促してきた時は、甘えたい気持ちが強いはずです。

3.興奮している

犬は興奮している時にも飼い主さんに体をぶつけてくることがあります。興奮により高まった感情のエネルギーを発散したいと感じることがあるようです。そんな時は思いっきり体をぶつけてくるでしょう。

犬は様々な原因で興奮してしまいます。遊んでいる最中に楽しすぎて興奮することもあれば、警戒している時や満足いかないことで、欲求不満を感じた時にイライラして興奮することもあるよう。

どんな原因であっても、犬は興奮してしまうと自身の行動や感情をコントロールすることが出来ませんし、「興奮」はひとつのストレスでもあります。

安全なはずの家の中でも、家具などにぶつかって怪我をしてしまう危険性もあるので、長く興奮状態が続くのは良いことではありません。

飼い主さんに体を思いっきりぶつけてくほど感情が高ぶっている時は、オヤツやアイコンタクト、また静かな場所に連れて行って気持ちを落ち着かせることができるようにコントロールしてあげましょう。

4.病気の可能性も

飼い主さんに体をぶつけてくることもあれば、過ごし慣れた家の中でも家具などにぶつかってしまう場合は、病気の可能性もあります。

白内障などの目の疾患で見えづらくなっている、関節炎による痛みで歩きづらい、また脳腫瘍や認知症で脳に問題がある場合に、飼い主さんや物にぶつかることがあるでしょう。

その他、耳や顔など体に痒い部位がある時も、痒い部位をこすりつける様にぶつけることがあると思います。

今まであまりなかったのに飼い主さんに体をぶつけるようになった、また何かにぶつかることが多くなったと感じたら、一度獣医さんに相談しておくと安心でしょう。

まとめ

飼い主さんに駆け寄っていく犬の後ろ姿

愛犬が飼い主さんに体をぶつけてくる時の心理は、そのほとんどが自身の存在をアピールしたい時だと思います。

飼い主さんとしては可愛い愛犬に体をぶつけられても困ってしまうような行動ではないと思いますが、あまりにも激しいと事故や怪我に繋がる可能性もあります。

興奮やワガママで体をぶつけてくる場合は無視をする、また一度愛犬とは別室で過ごすなどして気持ちを落ち着かせるよう工夫しましょう。興奮が落ち着いてからしっかりとコミュニケーションをとって、愛犬の飼い主さんに対する気持も満たしてあげましょうね。

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