犬が抱っこされると動かなくなる理由
犬を抱っこしたとたんに動かなくなってしまうと、嬉しいのか怖いのか分からず不安な場合もありますよね。
そこで今回は、犬が抱っこされると動かなくなる理由について解説します。動かなくなってしまうのは、ネガティブな理由ばかりではないようですよ。
1.心地いいから
犬が抱っこされると動かなくなるのは、心地いいからです。
抱っこが好きな犬は、動くこともなく、うっとりとした表情で抱っこされていますよね。そのままウトウトしてしまったり、眠ってしまったりすることもあるのではないでしょうか。
抱っこが好き過ぎて、「おりて!」と言われても微動だにせず、「絶対におりないぞ!」という犬もいますよね。この場合、無理におろそうとすると犬が抵抗し、犬も人も怪我をしてしまうことがありますので注意しましょう。
2.緊張しているから
犬が抱っこされると動かなくなるのは、緊張しているからです。
他人に抱っこされた時、緊張してしまい、全く身動きができなくなってしまうことがあります。頭を動かすこともできず、目だけキョロキョロさせて飼い主を必死で探すこともあります。
緊張が極度に達してしまった時、お漏らししてしまう犬もいますのでご注意くださいね。
3.高くて怖いから
犬が抱っこされると動かなくなるのは、高くて怖いからです。
人が立った状態で犬を抱っこした時、その高さからの眺めを怖がる犬は意外と多いものです。
爪切りや歯磨きをする時、高さのあるテーブルの上に乗せるとおとなしくなる、なんて聞いたことはありませんか?犬が高い場所を怖がることを利用した方法ですよね。
抱っこされることは好きだけど高いのは怖いな…という犬の場合、床に座った状態で抱っこしてあげると喜ぶと思います。
恐怖心から動かなくなる犬の場合、急に動いたり暴れたりすることもあります。落下事故には十分にご注意ください。
4.苦手な人だから
犬が抱っこされると動かなくなるのは、苦手な人だからです。
苦手な人に抱っこされた時、動かなくなる犬と、大暴れで抵抗する犬と、2つのパターンがあると思います。
ジッとしていれば早く解放されるのではないか、と考えているのかもしれません。
長く抱っこされているとストレスを感じ、嫌がって暴れたり咬みついたりすることがあるかもしれません。嫌がる時はすぐに解放してあげましょう。
5.温かくて気持ちがいいから
犬が抱っこされると動かなくなるのは、暖かくて気持ちがいいからです。
冬に抱っこされると動かなくなり、夏に抱っこされると嫌がる、なんてことがよくあります。我が家の愛犬たちはそのタイプなのですが、みなさんの愛犬はいかがでしょうか。
寒い時は抱っこされることで暖を取り、夏は飼い主の抱っこを拒否!というのも「犬の飼い主あるある」ですよね!?
6.諦めるしかないから
犬が抱っこされると動かなくなるのは、諦めるしかないからです。
(ああ…お風呂場に連れて行かれる…)と、これからシャンプーされることを悟り、諦めてジッと抱かれているのです。
ドッグランにお出かけする時も、動物病院に連れて行かれる時も、どちらもジッと抱かれているけれど、その時の感情の違いは表情にはっきり表れるものですよね。
7.また落とされるのではないかという不安があるから
犬が抱っこされると動かなくなるのは、(また落とされるのではないか…?)という不安があるからです。
抱っこされていた犬の落下事故は意外とよく起こります。暴れて落下してしまう犬もいますし、飼い主が上手く抱っこできずに落とされてしまう犬もいます。幼い子供が犬を抱っこした時、落としてしまうこともよくあります。
不安・緊張・恐怖、色んな感情が入り混じり、ジッとしているしかないのでしょう。
犬の正しい抱っこの仕方をご存じでしょうか。犬の体が安定する抱っこの仕方、犬の体に負担のかからない抱っこの仕方を学ぶ必要があると思います。
幼い子供に犬を抱っこさせる時は、床に座った状態で抱っこさせるとよいと思います。大人が抱っこする場合にも、犬が少しでも抵抗する時は無理に抱っこしないようにしましょう。
まとめ
犬が抱っこされると動かなくなる理由を7つ解説しました。
- 心地いいから
- 緊張しているから
- 高くて怖いから
- 苦手な人だから
- 温かくて気持ちがいいから
- 諦めるしかないから
- また落とされるのではないかという不安があるから
将来的な介助や介護のためにも、愛犬を抱っこすることができた方がよいです。動かずに抱っこされていてくれたら本当に助かりますよね。
ただ、本当に抱っこが苦手で動けなくなってしまう犬もいます。いざという時のために、安全に抱っこすることができるよう、少しずつ慣れさせてあげるとよいかもしれませんね。