愛犬が家の中で大騒ぎする時に考えられる理由
犬の室内飼いは常に愛犬と一緒にいられて嬉しいですが、大騒ぎされてしまうのは少々考え物ですよね。しかし、大騒ぎする理由を把握できていれば、上手に対応できるかもしれません。
今回は、愛犬が家の中で大騒ぎする時に考えられる理由について解説します。
1.家族が帰宅して嬉しい!
愛犬が家の中で大騒ぎするのは、家族が帰宅して嬉しいからです。
毎日、家族が帰宅する度に大騒ぎ!狭いリビングで器用に家具を避けながら走り回ったり、玄関とリビングを行ったり来たりしたり。全身を使って嬉しい気持ちを表現してくれる愛犬の姿を見るだけで、疲れも嫌な気持ちも全部吹っ飛んでしまうものです。
家族の帰宅が嬉しくて家の中で大騒ぎしてしまう犬への対処法は、興奮させ過ぎないこと・落ち着かせること・怪我に注意することです。
大騒ぎする犬と同じように騒いだり大きな声を出したりすると、より犬を興奮させてしまうことがあります。優しく声をかけ、落ち着いてもらうようにしましょう。
愛犬が走り回ることがあってもいいように、フローリングには必ず滑り止め対策をしておくことも大事です。
2.散歩に満足することができなかった
散歩に満足することができなかった時、愛犬が家の中で大騒ぎすることがあります。
「まだ帰りたくない!」と帰宅拒否をする愛犬を無理やり家の中に入れた時、雨が降りそうだからと飼い主に引きずられるように帰宅した時、不満が爆発したように騒いでしまうのです。
イライラした気持ちをぶつけるかのようにおもちゃを振り回したり、ベッドやクッションを激しくホリホリしたり、走っては止まって吠えるを繰り返すなどすることがあります。
(今日は騒ぎそうだな…)という日は、最初から散歩の強度を上げてみてください。距離や時間を延ばすことができない場合には、早歩きをするだけでもよいと思います。
家の中で出来る運動や遊びで体力を使うのもよいですし、飼い主の体力が心配なのであれば、犬が自由に運動ができるドッグランはやはり満足度を上げることができると思います。
3.ごはんやおやつがもらえると分かって興奮している
愛犬が家の中で大騒ぎするのは、ごはんやおやつがもらえると分かって興奮しているからです。
食事の前に興奮して大騒ぎする愛犬には、どのような対応をしていますか。「おすわり!」「待て!」と、大きな声で指示を出したことがあるのではないでしょうか。
声を荒げてしまうことは、犬をさらに興奮させてしまいやすいです。犬の興奮を煽ることがないよう、小さな声で優しく指示を出すようにしてみてください。
食事の前にどうしても興奮して騒いでしまう犬には、早食いや誤飲を防ぐための対処法が必要だと思います。
硬いガムのおやつを与える時、ほとんど噛まずに飲み込んでしまうと危険です。喉に詰まらせたり、消化不良を起こしたり、腸閉塞の原因になることもあるかもしれません。ごはんも同じですが、ほとんど噛まずに早食いをしてしまうと、消化不良による下痢や嘔吐をしやすくなります。
興奮して騒いでいる時は、落ち着きを取り戻してから食事をさせるとよいと思います。我が家でも食事前の興奮から騒いでしまう時は、20分も30分も落ち着くのを待つことがあります。
4.生まれ持った性格や犬種によるもの
愛犬が家の中で大騒ぎする理由として、生まれ持った性格や犬種特有の性格が関係している可能性についても考えることができます。
- 音に敏感
- 興奮しやすい
- 警戒心が強い
- 怖がり
愛犬がこれらのような性格の場合、「騒がしい」と捉えられてしまうことがあります。
とはいえ、「静かにしなさい!」と叱ったり、「うるさい!」と怒鳴ったりすることは、正しい対処法ではありません。犬の興奮を煽る行為はしないようにしましょう。
飼い主が堂々とした態度で冷静になり、笑顔で優しく声をかけることがよい対処法です。不安や恐怖を感じている時ほど、愛情を持って優しく対応できるとよいですよね。
まとめ
愛犬が家の中で大騒ぎする時に考えられる理由を4つ解説しました。
- 家族が帰宅して嬉しい!
- お散歩に満足することができなかった
- ごはんやおやつがもらえると分かって興奮している
- 生まれ持った性格や犬種によるもの
犬が騒ぐ時、「興奮」がつきものです。さらに興奮させることのない対応をするように心がけてみましょう。
叱ったり大きな声を出したりすることは逆効果なので、やめた方がよい対処法です。