犬が飼い主に与える「良い影響」
愛犬を迎え入れてからの日々は大変なこともありますが、その分いいことも得られているのではないでしょうか。最近では犬が人間にもたらす効果が次々と発見されており、改めて犬を家族にすることの意味を考えさせられる機会が増えています。
犬を飼って良かった!と思う人は、具体的にどんな所に良さを感じていますでしょうか。今回は、犬が飼い主に与える「良い影響」についてご紹介します!
1.ポジティブ思考になる
(犬を飼ってから、ポジティブ思考になったかもしれない…)と感じる人がたくさんいます。これは犬がもたらす「幸せホルモン」による影響が大きく関係しています。犬に触れることでオキシトシンが分泌され、その効果によって心が穏やかになっている可能性があります。
これはあくまでも可能性ですが、そもそも愛くるしい犬がそばにいるだけで気持ちが高まりますよね。犬を飼う前までモヤモヤしてばかりの日々だった人であれば、その変化に気づくことができるでしょう。
2.健康になる
最近では、犬を飼うことで健康促進につながることが明らかになっています。
アメリカのある研究発表によれば、犬を飼うことで心血管の健康に良い影響を与える可能性があることを明らかにしており、またスウェーデンの研究者は、心臓発作や脳卒中後の死亡リスクに差があることを発表しています。
犬を飼っていない人に比べて、犬を飼っている人は死亡率が24%低いことも明らかになっていますが、これは日々の犬の散歩や心身のストレス軽減が役立っていると考えられます。
このように、犬の飼育を続けることは、飼い主の健康維持にもかなり貢献していると言えるでしょう。
3.人生に意味を与える
犬を飼うと守るべき存在ができ、飼い主としてお世話を続ける日々が始まります。大変なこともありますが、これまでの人生ではあまり感じられなかった存在意義を与えてくれます。
散歩のために外に出ると、「可愛いですね」と犬をきっかけに声を掛けられることもあるでしょう。犬がいなければそんな機会はなかったはずです。
犬の飼い主になるだけで社会とのつながりを与え、自分の居場所を与えてくれます。生きている意味がわからなかった人が、犬のために生きたいと感じることもあります。
4.ひとりじゃなくなる
犬を飼うことで孤独感から逃れることができ、それは人生にとって大きな意味をもたらします。
ひとりでの生活は、人によって感じる価値観はさまざまですが、ひとりの生活に孤独感を感じてしまうような孤独が苦手な人にとっては、ひとりきりの生活はおそらく楽しさを感じる瞬間が少なく、むしろつらい気持ちが膨らんでしまうかもしれません。
嫌なことがあっても愛犬は飼い主のことを心配し、癒そうとしてくれますよね。「ひとりじゃない」と思えることで気持ちが浮上し、「もう少し頑張ってみよう!」という勇気さえ与えてくれます。
5.認知症予防につながる
全国の高齢者施設でアニマルセラピー犬が活躍していますが、犬と高齢者が触れ合うことで認知症予防に役立ち、さらに改善が期待されています。実際に、普段あまり笑わない人に笑顔が見られる、スタッフとの会話も増えるなどいい効果をもたらしているようです。
このように、犬を飼っていなくても目の前にいるだけで人間にいい刺激を与えてくれます。高齢者施設以外の場でも、大いに役立って欲しいですね。
6.快適に眠ることができる
犬と一緒に寝ることについては賛否両論がありますが、温もりを分け合えることで快眠につなげることができます。
もともと集団生活のルーツがある犬にとっても、飼い主がそばで眠ることで安心感を得られるようです。同じベッドに寝ることはなくても、疲れを感じた時はソファや床で犬に添い寝してみてもいいでしょう。
まとめ
犬をパートナーに迎え入れることは、人間にとってかけがえのない意味を与えてくれます。犬を最期まで守り抜くにはそれなりの覚悟と体力など考えることは山積みですが、それ以上に楽しさを与えてくれる存在です。
今回ご紹介した「良い影響」が、すべての人へもたらされるとは限りません。しかし、ひとつでも共感できる点があるのなら、それこそが愛犬が与えてくれた良い影響だと思います。