真夏の犬の散歩に適切なのは何時?
真夏の犬の散歩において、時間帯の選択は重要です。犬が熱中症などの健康リスクにさらされるのを避けるために、涼しい時間帯を選ぶ必要があります。
一般的に早朝や夜間が涼しい時間帯とされていますが、具体的には何時頃が犬の散歩に適切なのでしょうか?
1.早朝
早朝の涼しい時間帯は、真夏の犬の散歩に最適です。できれば5時台、それが難しければ6時台には散歩に出かけましょう。
早朝のこの時間帯は気温や湿度が比較的低く、日差しもまだ穏やかですが、7時を過ぎると暑さや日差しが増してきますので、7時より前に散歩を済ませるのが理想的です。
5時〜6時台に散歩することで犬との楽しい時間を過ごしながら、熱中症や肉球のやけどのリスクを最小限に抑えることができます。愛犬の健康を守るために、早起きをして散歩に出かけましょう。
2.夜間
夜間は暑さが和らぎ日差しもなくなるため、熱中症や肉球のやけどのリスクが低くなり、犬の散歩をするのに適しています。
とはいえ、日が暮れても路面の表面温度が高い場合があるため、散歩は日没後しばらく経ってから行うのが望ましいです。このことを踏まえると、21時以降が適切と言えるでしょう。
視認性が低下する夜間の散歩では、光るグッズを利用して犬と飼い主の存在を周囲に知らせることが大事です。犬には光る首輪やリードを装着し、飼い主も明るい色の服にネックライトなどを身に着けて、安全を確保しながら夜間の散歩を楽しみましょう。
ただし熱帯夜の日は熱中症のリスクが高まるため、散歩は中止にするのが賢明です。
真夏の犬の散歩で地域や愛犬が歩く路面の構造によって考慮すべきことは?
真夏の犬の散歩において考慮すべきことは、散歩を行う時間帯だけではありません。愛犬の健康を守るためには、地域や愛犬が歩く路面の構造も考慮すべきです。以下から詳しくご紹介します。
1.地域
日本の夏は高温多湿が特徴ですが、地域によって気温や湿度に差があります。真夏の犬の散歩では、このことを考慮する必要があります。
日本の中でも特に高温になる地域や多湿になる地域が存在し、これらの地域では犬が熱中症になるリスクが高まります。
そのため居住する地域の気候を理解した上で、散歩の時間帯や頻度を調整するなど、熱中症のリスクを最小限に抑える対策を取ることが大事です。
早朝や夜間でも蒸し暑いのであれば、散歩を中止することも必要です。その場合は、涼しい室内で体や頭を使った遊びを行って、運動不足やストレスを解消させましょう。
2.愛犬が歩く路面の構造
真夏の散歩においては、愛犬が歩く路面の構造によって表面温度が高温になる恐れがあることも考慮すべきです。高温な路面での散歩は、犬が熱中症になったり肉球をやけどしたりするリスクが高まるため注意が必要です。
アスファルト、コンクリート、砂浜、砂利道は、炎天下にさらされると表面温度が高温になりやすく、場合によっては60℃を超えることもあります。
蓄熱性の高いアスファルトやコンクリートは、日中に表面温度が高温になると、それが日没後もしばらく持続することが少なくありません。
砂浜や砂利道は、アスファルトやコンクリートと比べて蓄熱性は低いものの、日中に高温になった表面温度がなかなか下がらないこともあるかもしれません。
真夏の犬の散歩では、早朝や夜間の散歩であっても、犬を歩かせる前に飼い主が手で路面を触って熱くないか確認しましょう。
土や芝生は蓄熱性が低く、比較的低い表面温度を保つ傾向があるため、なるべく土や芝生の上を歩かせるようにするのが理想的です。
まとめ
真夏の犬の散歩は、熱中症や肉球のやけどのリスクが高まるため注意が必要です。これらのリスクを避けるためには、散歩の時間帯を考慮する必要があります。
真夏の犬の散歩に適切なのは、早朝の5時〜6時台と夜間の21時以降です。炎天下となる日中の散歩は避けてください。
散歩の時間帯だけでなく、地域の温度や湿度、愛犬が歩く路面の構造も考慮し、真夏も愛犬の健康を守りながら楽しい散歩をしましょう。