犬が迷子になるよくあるパターン
「うちの子は大丈夫…」とは誰も言えるはずがありません。普段は賢い犬であっても、迷子になって知らない場所でパニックになってしまう可能性があります。
犬が迷子なってしまうよくあるパターンを学び、いざというときのために備えておきましょう。
1.雷に驚いて脱走
雷に驚いて脱走するのは、犬が迷子になるよくあるパターンです。
リビングでは、網戸を突き破って脱走してしまうことがあります。庭では、木製の柵を破壊して脱走してしまうことがあります。
我が家の愛犬も雷が苦手なのですが、中型犬で力もあるため、しっかり固定したはずのペットゲートを頭突きでなぎ倒したことがありました。
雷の光や音や振動は、犬に恐怖心を与えることがあります。パニックになり、無我夢中で走り出してしまうことがあります。
雷が苦手な愛犬と暮らす時は、日頃から天気予報をチェックするようにしましょう。雨や雷の予防が出されている日は、窓を網戸にしないこと、愛犬を庭に出さないことで脱走を防ぎましょう。
2.散歩中に首輪が抜けて脱走
散歩中に首輪が抜けて脱走するのは、犬が迷子になるよくあるパターンです。
苦しいといけないからと、わざと首輪を緩くしていると抜けやすいです。引っ張り癖のある犬の場合では、「そっちには行きたくない~!」と引っ張り合いになり、首輪が抜けてしまうことがあります。
首輪よりも抜けにくいハーネスを着用することで脱走対策ができます。
首輪よりは抜けにくいハーネスですが、稀ではあるものの、ハーネスが脱げて脱走してしまったパターンもあります。
愛犬の体に合ったハーネスを選ぶこと、愛犬の体に合わせてしっかり調整すること、お散歩の前にハーネスの着用具合を必ずチェックすることがより脱走を防ぐための対策だと思います。
3.散歩中にリードから手が離れて脱走
散歩中にリードから手が離れて脱走するのは、犬が迷子になるよくあるパターンです。
思わずリードを手離してしまったこと、一度はあるのではないでしょうか。私にもあります。リードを握り直そうとして離れてしまいました。ヒヤッとする瞬間ですよね。
手に大きな虫が止まり、ギャーッ!と振り払おうとして手離してしまったこともありました。急に大きな声を上げた私に驚いた愛犬が走り出し、止めるのに必死でした。
中型以上の犬であると、愛犬が引っ張る力よりも、リードを握る飼い主の握力の方が弱いことがあります。私も同じパターンです。引っ張られた時に手離しやすいです。
対策としては、リードを1周だけでも手首に巻き付けておくと手離しにくくなります。私は長めのリードを2~3週巻き付けています。
腰のベルトにリードを通して散歩している男性を見かけたことがあり、(なるほど!いい対策だな~)と感じたこともあります。
4.玄関のドアを開けたときに足元をすり抜けて脱走
玄関のドアを開けたときに足元をすり抜けて脱走するのは、犬が迷子になるよくあるパターンです。
最後の最後でご紹介しますが、よくあるパターンの中で、犬が迷子になる原因ナンバーワンは、やはりこれなのではないでしょうか。
大人は愛犬に気を向けて開け閉めをするけれど、子供は周囲をよく見ずに開け閉めしてしまうものですよね。学校へ行く子供が玄関のドアを開けた瞬間に脱走!というパターンが多いようです。
「朝からやめてよ~」と言いたくなってしまいますよね。車の行き来も多くなる時間ですし、交通事故にも遭いやすくなってしまいます。
では、夜であったらどうでしょうか。真っ暗闇の中、迷子になった愛犬を探すのは困難を極めます。朝になるまで待つというのも飼い主にとってはつらい時間ですよね。
対策としては、小型犬であれば、玄関のドアにペットゲートを設置することで脱走を防ぐことができます。ジャンプ力のある小型犬や中型以上の犬は、簡単に飛び越えてしまう可能性があるので要注意です。
リビングから出さないようにすることで、外出する時と帰宅した時のどちらの脱走も防ぐことができると思います。
まとめ
犬が迷子になるよくあるパターンを4つ解説しました。
- 雷に驚いて脱走
- お散歩中に首輪が抜けて脱走
- お散歩中にリードから手が離れて脱走
- 玄関のドアを開けたときに足元をすり抜けて脱走
犬が迷子になる原因によくあるパターンには「脱走」がつきものです。
日頃の対策も重要ですが、愛犬を迷子にさせないための「待て・止まれ・戻れ・おいで」などのコマンドを使ったしつけの徹底も必要なのではないでしょうか。