ドッグランで周囲に迷惑を掛ける飼い主の行動
ドッグランは犬が主役で楽しむ場所ですので、お互いルールを守って楽しく利用したいですよね。しかし時には、マナーを守らず周囲に迷惑を掛けている飼い主も…。
そこで今回は、ドッグランで周囲に迷惑を掛ける飼い主の行動について解説します。周りの飼い主に白い目でみられることのないよう、まずはNG行為を頭に入れておきましょう。
1.『二重扉』の意味を分かっていない
ドッグランの出入り口の扉は、基本的には二重扉になっているのですが、その意味を理解していない飼い主の行動が周囲に迷惑をかけることがあります。
二重扉になっている犬は、ドッグランを利用する犬たちの脱走を防ぐためです。ひとつ扉を開けたら、その扉をしっかり閉めてからもうひとつの扉を開けるのがルールです。
自分の愛犬にばかり目を向けていると、他の犬の存在に気づかず、脱走させてしまうことがあります。ドッグランの扉を開け閉めする時は、必ず周囲の犬たちにも気を配るようにしましょう。
2.荷物を地面に置いている
「何がいけないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、地面に置かれている物は、犬にマーキングされてしまう恐れがあります。
マーキングをさせる方が悪い、マナーベルトを着用していないからだ、と思われるのではないでしょうか。大切な物にマーキングしてしまえば、飼い主が弁償することになってしまうでしょう。
ドッグランでは、犬たちが夢中になって遊んでいます。全力疾走する犬もいるでしょう。地面に置かれた荷物につまずき、大怪我を負ってしまう可能性も考えられるとよいのではないでしょうか。
3.愛犬のことを見ていない
ドッグランで愛犬のことを見ていないのは、周囲に迷惑を掛ける飼い主の行動です。
飼い主の以下のような行為で、周囲に迷惑をかけてしまうことがあります。
- 愛犬が他の犬を追いかけ回していることに気づいていない
- 愛犬と他の犬が喧嘩になりそうなのに止めに来ない
- 愛犬がうんちをしたことに気づいていない(後始末をしない)
仲良くなった飼い主同士でお喋りに夢中になることがあると思いますが、必ず愛犬から目を離さないようにしましょう。
急な連絡など、どうしてもスマートフォンを見る時間が長くなってしまう場合には、愛犬を呼び戻し、リードに繋いでおくとよいと思います。
4.良い事と悪い事の区別がつかない幼い子供を連れてくる
親にも予測不可能な行動をする可能性のある幼い子供をドッグランへ連れてくるのは、周囲に迷惑をかけやすく、危険が伴う恐れがある行為です。
ドッグランは犬が遊ぶことを大前提としています。幼い子供がドッグラン内を走り回っているとどうでしょうか。周りの犬の飼い主たちはヒヤヒヤとした気持ちで見ています。
愛犬に危害が及ぶかもしれない、愛犬が危害を加えてしまうかもしれない、という思いなのです。
子供と犬が仲良く遊ぶ姿は微笑ましく、見ているこちらも幸せな温かい気持ちになるものです。愛犬だけではなく、他の犬とも上手に遊べる年齢になってから一緒に遊んでもらえると飼い主もみんな嬉しいと思います。
5.禁止されている物を持ち込む
ドッグランで持ち込みを禁止されている物として「食べ物」「おもちゃ」のこのふたつは「あるある」なのではないでしょうか。
おもちゃを投げて取りに行く遊びを想像するかと思いますが、犬には動く物を追いかけるという習性があります。
複数の犬がそれを一斉に追いかけるとどうなるでしょうか。怪我やトラブルの原因になりやすく、おもちゃを奪い合った犬同士が大喧嘩になってしまうこともあるでしょう。
飲食物は人も犬も禁止されていることがほとんどです。飲み水のみOKです。食物アレルギーを持つ犬もいます。病気によって食べられるものが限られている犬もいます。
目の前でおやつを食べている犬がいたら…みんな欲しくなってしまいますよね。愛犬にのみ車の中で食べさせるなど、周囲に迷惑をかけない対応をしましょう。
まとめ
ドッグランで周囲に迷惑を掛ける飼い主の行動を5つ解説しました。
- 二重扉の意味を分かっていない
- 荷物を地面に置いている
- 愛犬のことを見ていない
- 良い事と悪い事の区別がつかない幼い子供を連れてくる
- 禁止されている物を持ち込む
ドッグランを利用する時は、まずは各ドッグランに定められたルールや禁止事項を確認しましょう。
初めて犬を飼う人や初めてドッグランを利用する人など、ルールやマナーを知らずに利用する飼い主もいます。
もしも周囲に迷惑がかかるような行為をしている飼い主を見かけた時は、「○○はダメですよ」と声をかけてあげる勇気も必要だと思います。