愛犬がリラックスできる「ケージ」を利用した環境づくりのコツ
本来、ケージは犬にとってリラックスできる場所です。体を休める場所であり、眠る場所であり、お気に入りの場所であるはずです。
しかし、「愛犬にとって、ケージはリラックスできる場所ではない」と感じている飼い主もいらっしゃるようですね。ケージに入ることを嫌がったり、ケージに入れると鳴き続けたり、全く利用してくれないという場合があるからのようです。
そこで今回は、愛犬がリラックスして「ケージ」を利用することができる環境づくりのコツと、ケージを嫌がるようになってしまうNGポイントを解説しますので、ぜひお役立てくださいね♡
1.犬が自らケージの中に入るようにする
愛犬がリラックスしてケージを利用することができる環境づくりのコツは、犬が自らケージの中に入るようにすることです。
「ハウス」というしつけが必要になりますが、初めはおやつを使って誘導しても構いませんので、犬が自らケージの中に入るようにし、無理やり入れることは絶対にしないようにしましょう。
犬が自らケージの中に入った時、ポジティブな言葉をかけてあげてください。「わぁ~いいね~♡」「上手に入れたね~♡」と明るく声をかけてあげてください。
NGポイントは、愛犬を抱っこしてケージの中に入れたり、ケージの中に押し入れたり、無理やり入れた後で扉を閉めるなどすることです。
2.直射日光が当たらない、風通しのいい場所にケージを置く
愛犬がリラックスしてケージを利用することができる環境づくりのコツは、直射日光が当たらない風通しのいい場所にケージを置くことです。
窓の近くは風通しがよさそうな反面、暑くなりやすく寒くなりやすい場所です。また、直射日光が当たりやすく、日向ぼっこが好きな犬もいますが、ケージの置き場所としては好ましくありません。
NGポイントは、人の通り道に置く、ということです。行き来が多い場所、出入りが多いドア付近には置かないようにしましょう。
どんなに風通しのよい場所でも、眠りたいと思ってケージに入った犬が、ゆっくり休めなくなってしまうことがあります。
3.家族団らんできる場所にケージを置く
愛犬がリラックスしてケージを利用することができる環境づくりのコツは、家族団らんできる場所にケージを置くことです。
リビングが最適なのではないでしょうか。窓際を避け、人の通り道で出入口を避けた、リビングの奥、端っこの方がよいかと思います。風通りがよいかどうかチェックしておきましょう。
犬は群れで暮らす動物です。体を休める時も眠る時も、ひとりぼっちになりたいわけではありません。飼い主や家族の気配がした方が安心して休めるのです。
NGポイントは、ケージの付近に音が出る物を置かないということです。テレビやインターホンから離れた場所がよいです。
4.トイレと寝床をはっきりと分ける
愛犬がリラックスしてケージを利用することができる環境づくりのコツは、トイレと寝床をはっきりと分けることです。
犬はキレイ好きであるため、寝床が汚れてしまうことを嫌います。ケージの中にトイレと寝床が一緒に入れられていると、寝床を使わなかったり、排泄をしなかったりすることがあります。
そのような場合には、トイレと寝床をはっきりと分けることができる広めのケージを用意したり、仕切りのあるケージを用意したりするとよいと思います。
扉を閉める必要がない場合には、トイレをケージの外の真横に置いたり、ケージから離れた場所に置いたりなど対応してみてください。
NGポイントは、ケージの中が寝床とトイレで埋まってしまうほどギリギリの狭さであることです。
汚れたトイレの上で寝てしまったり、うんちを踏んで手足が汚れてしまったり、犬の体が汚れてしまいやすいので要注意です。
まとめ
愛犬がリラックスできるケージを利用した環境づくりのコツを4つ解説しました。
- 犬が自らケージの中に入るようにすること
- 直射日光が当たらない風通しのいい場所にケージを置くこと
- 家族団らんできる場所にケージを置く
- トイレと寝床をはっきりと分けること
今回は、犬がリラックスできる「ケージ」を利用した環境づくりのコツについて書きましたが、実際犬種や犬の個体差、ご自宅の環境によって適したケージは変わってくるかと思います。
愛犬が今いる環境下で愛犬にとってベストな「ケージ」を、いろいろ試しながら見つけてあげてくださいね。