犬が悲しい気持ちになっている『飼い主の行動』5選
犬は感情豊かな動物なので、嬉しい、楽しい、悲しい、怒りなど、さまざまな感情が沸き起こります。また、飼い主や家族に対する愛情が深い動物として知られている犬たちは、飼い主の行動に一喜一憂することも珍しくありません。
では、飼い主のどのような行動が愛犬を悲しい気持ちにさせてしまうのでしょうか。ここでは犬が悲しい気持ちになっている『飼い主の行動』を5つ紹介します。
1.家から出てしまいひとりぼっちにされる
飼い主が仕事やお出かけのために家から出る際、「大好きな飼い主さんがいなくなっちゃう」という寂しさや、「ひとりぼっちになってしまう」という心細さから悲しい気持ちになる犬は多くいます。
また、お留守番時間が長ければ長いほど寂しさは募る一方です。犬の体感時間は人間よりも長いため8時間ほど家を空けると、丸1日飼い主さんと会えずにひとりぼっちで過ごしていた…という感覚なのだそうです。
2.期待を裏切るような行動をとる
犬はとても純粋な動物なので期待を裏切るような行動を取られると、私たちが思っている以上にガッカリしてしまい、悲しい気持ちが膨れ上がってしまいます。
例えば、大好きな散歩に行けると思って辿り着いた先が病院だったり、からかい半分でおやつがあると嘘をついて、まるで手の中に入っているかのように見せ付けたりする行為は、犬の期待を大きく裏切る行為に該当します。
3.「かまって」アピールを無視される
愛犬から「かまって」「甘えたいな」とアピールされる飼い主さんも多いでしょう。忙しい時は「ちょっと待ってね」と用事が済んでからスキンシップタイムをとる方も多いと思います。
しかし、あまりにも「かまって」アピールを無視されると、犬たちは「嫌われたのかも」「寂しい」と悲しい気持ちが強まってしまいます。愛されていないという心理がストレスにもつながるので、なるべく「かまって」アピールには応じてあげましょう。
4.自分よりも別の存在にばかり注目している
犬は飼い主の視線にとても敏感です。自分ではなく、別のものや存在にばかり飼い主の視線が集まっていると、「どうして僕を見てくれないの?」と不満や不安が募り、悲しい気持ちになってしまいます。
新しい子犬がやってきたり赤ちゃんが生まれた時などに、このような心理が湧き起こることが多く、強いストレスを溜め込んでしまう犬が多いです。
愛犬だけと向き合う時間をなるべく多く設けて、「あなたが一番よ」ときちんと愛情を注いであげるよう心がけてください。
5.家族・カップル同士で喧嘩する
社会性の高い犬にとって、仲間でもある家族やカップルはとても大切な存在です。そんな大切な人たちが目の前で喧嘩していると犬は非常に困惑し、悲しい気持ちやストレスを感じてしまいます。
家族がよく喧嘩するご家庭の犬は、幸福度が低いとも言われています。犬にとって想像以上にストレス原因となり得るので、愛犬の前では喧嘩しないよう気をつけましょう。
犬が悲しいシチュエーション『留守番』後にすべきケアは?
犬が最も「悲しい」と感じるシチュエーションは、やはり飼い主がいなくなってしまう留守番中です。頑張って長い時間、お家でお留守番してくれた愛犬たちには、適切なケアを必ずしてあげるべきでしょう。
帰宅直後に大袈裟にかまってしまうと、今後も「留守番は一大事なんだ」と苦手意識をより強めてしまう恐れがあります。そのため、飼い主が帰宅後の片付けや準備が終わり、ひと段落ついてからたっぷり愛犬との時間を設けるようにしてください。
その頃には愛犬も気持ちが落ち着いている頃なので、リラックスした状態で飼い主からの愛情を受け止めることができるはずです。
帰宅後に散歩へ行く飼い主さんも多いと思います。散歩中はコミュニケーションをたくさん取れる絶好のチャンスです。声をかけたり積極的にアイコンタクトを取り、コミュニケーションと散歩を楽しみましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬は飼い主の行動によって嬉しい気持ちや安心感を覚える一方、悲しい気持ちが沸き起こってしまうこともあります。今回紹介した悲しい気持ちにさせてしまう行動は控え、留守番後には適切な方法で心のケアをしてあげましょう。