犬が「人の好き嫌い」をする時の心理
人間同様、犬も「人の好き嫌い」をすることがあるようですが、そのときの心理は一体どのようなものなのでしょうか。犬に嫌われがちな人が直すべきポイントと合わせて解説します。
1.怒られているように感じる
低い声で話しかけられた時、犬は怒られているように感じ、人を好き嫌いすることがあります。
愛犬が悪いことをした時、「やめて」「いけない」と、低い声で話しかけますよね。そうすることで、(怒られてるんだ…)ということが伝わるとされているからです。
低い声は、犬に威圧感や緊張感を与えてしまうことがあり、男性が苦手だという犬も意外と多いです。
犬に嫌われがちな人が直すべきポイントは、犬に低い声で話しかけているということです。
明るい高めの声で話しかけると、犬に良い印象を持ってもらえると思います。犬と接している時の飼い主の声を聞いたことはあればおわかりだと思いますが、ワントーンもツートーンも高くなりますよね。
2.行動が読めなくて不安
犬は相手の行動が読めないことに不安を感じ、人を好き嫌いすることがあります。
あるあるなのが「子供が苦手」ということです。子供って、不規則な動きをしますよね。親にとっても、正直、何をするか分からないという状況がよくあります。いきなり犬の頭を叩く子供もいますし、急に大声を出す子供もいます。おとなしくしていた子供が急に走り出したり暴れまわったりすることもあります。
そのような子供の行動に犬は不安を感じ、好き嫌いしてしまうのです。
大人にも似たようなことがあります。動作が大袈裟なことです。犬の前で身振り手振りしながら話すと、犬に不安や恐怖を与えてしまうことがあります。
犬に嫌われがちな人が直すべきポイントは、犬が(この人は何でこんな動きをするんだろう…?)と、不安に感じるような行動をするということです。
子供は仕方がないかもしれません。犬と同じで、ジッとしてなさい!ということが難しいものですよね。大人の方であれば、急に動いたりせず、落ち着いて接するようにしてみてください。
3.この人は叱る人
犬は自分のことを叱ってばかりいる人のことを好き嫌いすることがよくあります。
「この人は叱る人」という認識を持たれてしまうと、犬から嫌われてしまいやすく、また好きになってもらえる確率はとても低いです。
犬は基本的に褒められることが大好きです。褒められることで人を好きになり、褒められることで幸せを感じます。褒めるということは、信頼関係を築くためにも大切なことです。
犬に嫌われがちな人が直すべきポイントは、「叱る」と「褒める」を上手く使い分けるということです。本当に叱る必要があるのか、ということを見極める必要があります。
例えば、トイレの失敗を叱る必要はありません。上手にできた時に褒めます。そうすることでトイレを覚えてくれますし、怖がらせたり嫌われたりすることもないでしょう。
4.構われすぎてイヤ
構われることが苦手な犬もいます。自分のことをどのように構うかによって、人を好き嫌いすることがあります。
犬は適度に構ってくれる人を好きです。構ってほしい時、適度に構ってもらえることに喜びを感じます。逆に、構ってほしくない時に構われたり、構ってほしいけど構われすぎたりすると、その人のことを避けるようになることがあります。
犬に嫌われがちな人が直すべきポイントは、構い過ぎることです。犬が今どれくらい構ってほしいのかを見極められるようになると上級者です。
例えば、おもちゃで遊んでいる時、犬が飽きてきたなと感じたらおしまいにするとよいと思います。
まとめ
犬が人を好き嫌いする時の心理を4つ解説しました。
- 怒られているように感じる
- 行動が読めなくて不安
- この人は叱る人
- 構われすぎてイヤ
自分にだけ犬が寄ってこない、なぜか犬によく吠えられる、という人いますよね。無意識な行動が犬を不安にさせているのかもしれません。
今回ご紹介した内容を参考にして、該当するポイントがもしあれば見直してみてはいかがでしょうか。