犬が尊敬している人に見せる行動
犬は人間のことをよく観察し、自分にとっていい存在か、または危害を与える存在かを判断しています。そして尊敬できる人に対しては「側にいたい」という気持ちになり、その犬にとって絶対の存在になります。
愛犬との関係が気になる人は、以下のような「犬が尊敬している人に見せる行動」を参考に考えてみましょう。
- こちらのいう事に従う
- 危険から守ろうとする
- 帰宅すると出迎えてくれる
- 呼ばなくても側にいる
犬は尊敬している人の指示であれば、喜んで聞いてくれます。ほかにも日常の中で見られる犬の行動や態度から、「尊敬してもらえている」と実感することがあるでしょう。
逆に、渋々指示に従うような様子が見られる場合であれば、少し信頼が足りていないのかもしれません。
愛犬から「尊敬される」飼い主とは
「犬から信頼されていないと思う」「見下されている気がする」と感じてしまう瞬間が日常的にあると、飼い主として何か足りないのではないかと気になってしまいますよね。
では、愛犬に尊敬されながら、なおかつ愛犬にとっていいパートナーになるにはどうすればいいでしょうか?
飼い主のいうことを聞いてくれないと感じる時は、犬から尊敬される人物を目指してみてください。ここでは、愛犬から尊敬される飼い主の特徴と日頃から心がけたいことをまとめました。
1.愛犬とアイコンタクトが取れる
飼い主が大好きな犬はいつもその姿を目で追っているので、日常的にアイコンタクトを交わすことができます。そもそも犬は見つめられることが苦手なので、よほど信頼している相手以外は見つめ合うことはしません。
愛犬とコンタクトが取れるのは、信頼そして尊敬されている証でもあります。犬といつでも目が合う関係であれば素早く指示に従い、信頼関係が深まればアイコンタクトだけで理解してくれるようになりますよ。
2.いつも冷静でいること
犬が求める群れのリーダーとは、どんな時でも冷静かつ落ち着いた頼れる存在です。逆に、感情的で何かと騒いでしまう相手をリーダーと認めないどころか警戒してしまうでしょう。
愛犬からの信頼を取り戻したいときは、慌てず騒がず、平常心でいることを心がけてみてください。その日によって態度がコロコロ変わるようだと犬は混乱してしまうので、毎日同じ態度で接します。
また、犬が苦手な雷のような騒音が聞こえても、決して動揺しない強い人物を目指しましょう。飼い主が慌てふためいていれば犬は余計に不安になってしまうので、犬を安心させるためにも冷静沈着を忘れないことです。
3.犬と一緒に寝ない
愛犬と同じ布団で寝ると安心感を得られたり、飼い主自信が癒されたりするので、決して悪いことではありません。ただ、犬は寝床を共にすると飼い主と同じ立ち位置もしくは、自分の方がリーダーなのでは?と思い込んでしまうことがあります。
犬がリーダーになると次第に言うことを聞かなくなってしまう恐れが出てくるので、しっかりとした信頼関係が築けていないうちに一緒に寝るのはおすすめできません。
4.ボディタッチに慣らす
たいていの犬は体を触られることを嫌がりますが、日常的にボディマッサージを繰り返すことで少しづつ慣らすことができます。ただし、信頼されていないうちは触られることを拒否するでしょう。
犬はボディタッチに慣らしておいた方が動物病院やトリミングの際に役立ちますが、一度でも嫌な行為があれば断固拒否する可能性があります。体に触れる行為に慣らすのは簡単なことではないので、まずは犬から大きな信頼を寄せてもらえるよう心がけてみてください。
犬が苦手なことは決して無理強いせず、必要に応じてご褒美を与えると上手くいきやすいです。
5.犬の要求に従わない
「可愛い愛犬の望みはできるだけ聞いてあげたい」、こう思うかもしれません。でも、「遊んでほしい」「おやつが食べたい」といった要求ばかりに従っていると、犬は次第にわがままになります。
犬から尊敬される飼い主とは、何事にも動じない精神の持ち主です。犬の要求に振り回されず、遊びや散歩に誘うのは飼い主側から行います。
犬の要求には従いませんが、心から楽しんだりストレス発散できたりする場を与えることで、犬を満足させることができるでしょう。それが結果的に、尊敬に結びつきます。
6.主導権を握る
群れで生きる犬にとって、飼い主はリーダー的な存在です。それは主従関係で言う所の支配者ではなく、犬を服従させる存在でもありません。
犬が主導権を握ってしまうと、吠えたり噛み付いたりして自分の希望を通すようになり、問題行動がエスカレートしてしまいます。犬のわがままを放置してしまうと結果的に社会で生きにくい犬となってしまい、飼い主が望む犬とは違う姿になってしまうでしょう。
犬にとって尊敬できる飼い主は、犬にとっていいことを与える存在であり、安心感を与えてくれるサポーターでもあります。ただ指示をするだけのリーダーではないことを改めて考えることで、愛犬にとってよきパートナーになれるはずです。
まとめ
愛犬から尊敬される飼い主になるのは並大抵のことではありません。子犬の頃から1日も欠かさず継続し、気を抜くことも許されません。
でも、そんな日々の努力は必ず犬に伝わります。愛犬と信頼関係を深めた時に、これ以上ないパートナーになれるはずです。
そんな日を思い描いて、これからの犬との暮らしを楽しんでください!