愛犬の賢さを測る「知能テスト」の方法と手順
「うちの子ってどのくらい賢いんだろう?」と疑問に思っている飼い主さんのために今回ご紹介するのは、犬の知能テスト『Dog IQ Test』です。
このテストでは犬に8つのチャレンジをさせ、以下の5つの能力を調べることができます。
- 問題解決能力
- 処理能力
- 長期記憶の能力
- 短期記憶の能力
- 言葉を理解する能力
本来は獲得した点数を合計して総合的に結果を出すのですが、今回は簡易的に愛犬の知能レベルを調べる手順をご紹介します。テストを本格的に行いたい方は、『Dog IQ Test』で検索すると詳しいやり方がわかるのでやってみてくださいね。
1.テストに必要なものを準備する
まず、テストに必要な次の物を準備してください。
- ストップウォッチ
- 缶詰の空き缶
- タオル(大)
- タオル(小)
- 穴が開いた段ボール
- 低い台
- おやつ
2.問題解決能力テストを行う
準備ができたら、次の「問題解決能力テスト」3つを行いましょう。
- 犬の目の前で空き缶の下におやつを隠し、15秒以内に取り出せるか
- 犬にタオル(大)の匂いを嗅がせてから頭に被せ、30秒以内に振り払えるか
- 犬の目の前で床に置いたおやつにタオル(小)を被せ、30秒以内に取り出せるか
制限時間内に全てクリアできた場合、あなたの愛犬は問題解決能力に優れています!
3.短期記憶テストを行う
続いては、短期記憶を調べるテストを行いましょう。
犬に「マテ」を命じた状態で、おやつを部屋の隅へ置いてください。犬の前に戻って「ヨシ」と命じた後、犬がおやつにすぐに辿り着けるか検証します。
飼い主がおやつを置いた場所を犬が覚えている様子で、真っすぐに辿り着けた場合は合格です!
4.長期記憶テストを行う
次に、犬の目の前で手順3.とは別の隅におやつを置いてください。その後は別の場所に移動して5分ほど犬と遊び、おやつがある部屋に戻って「ヨシ」と命じましょう。
すぐにおやつに辿り着けた場合は、あなたの愛犬の長期記憶能力が高い証拠です。手順3の「短期記憶テスト」でおやつを置いた場所を確認した後に辿り着いた場合も合格になります。
5.処理能力テストを行う
処理能力テストでは、次の2つのテストを行ってください。
- 低い台(犬の頭は入らず前足は入るサイズ)の下におやつを置き、3分以内に取り出せるかどうか
- 犬に穴の開いた段ボール(障害物)越しにおやつを見せ、障害物を回避して30秒以内におやつを取りにこられるかどうか
どちらも少々難しめのテストです。制限時間内にクリアできた犬は処理能力に優れていますよ。
6.言葉を理解する能力のテストを行う
最後に、愛犬が飼い主の言葉を理解しているかどうかのテストを行いましょう。
愛犬に次の言葉を順に声かけしてみてください。
1.「冷蔵庫」
2.「映画」
3.「〇〇、おいで」
4.「〇〇、おいで」を繰り返す
※○○には愛犬の名前を入れ、普段呼ぶ時に使うコマンド(カム、来い、など)で声をかける
愛犬が3・4の言葉に反応してあなたの元へ来たなら、言葉を理解する能力が高いことになります。特に3の時点ですぐに反応した場合は優秀でしょう。
ここまで6つの手順で8つのテストを行いましたが、あなたの愛犬はどうでしたか。全てクリアできたなら、あなたの愛犬は「知能レベルが高い」という結果になります!
「知能テスト」をやる時の注意点
今回のテストはあくまで知能テストの一例です。愛犬の点数が低かったからといって、がっかりする必要はありません。
ゆっくり考えて行動するタイプの子もいますし、単純に今回のテストに気乗りしなかっただけの子もいるでしょう。
ただし、結果が気に入らないからといって、犬を叱るようなことは絶対にしないでくださいね。
犬の性格はさまざまですので、ゲーム感覚で楽しんでいただけたらと思います。
まとめ
今回ご紹介した『知能テスト』は、冒頭でもお伝えしたとおり、あくまでも簡易バージョンです。愛犬の知能レベルをより詳しく知りたい方は、ぜひ詳しいやり方を調べてやってみてください。
知能テストは脳への良い刺激にもなるので、愛犬と楽しみながらチャレンジしてみてくださいね♪