愛犬を『お出かけ好き』にするための方法
肝心なときに外出を嫌がる愛犬を「お出掛け好き」にするための方法を解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.車やケージに慣れさせる
せっかくお出かけしようと思っても、目的地に着くまでに犬が車酔いなどを起こしてしまったら楽しめません。
お出かけが嫌いな犬は車酔いしやすい場合が多いので、外出の予定を立てた段階で、事前に車やケージに乗る練習をしておきましょう。
この第一段階を突破すれば、意外とゴールは近いかもしれません。
2.犬が嫌いなところにばかり行かない
車酔いしやすい犬にありがちですが、気が付けば犬を車に乗せるのは動物病院へ行くときばかり…という感じになってはいないでしょうか。
犬は「車に乗る=病院へ連れて行かれる」と記憶してしまい、トラウマからお出かけが嫌いになってしまいます。
そこで必要なのが、悪い印象を良い印象で上書きする作業です。
数分でも良いので、公園やスーパー、コンビニなど様々な楽しげな場所へ、愛犬とドライブをしてみてください。初めのうちは大変ですが「嫌いなところに行くわけじゃない」と犬が記憶してくれれば、その後のお出かけが楽になります。
3.お出かけ先で楽しい経験をする
お出かけ先が怖くないとわかると、犬にとって移動が苦痛ではなくなります。更に、目的地に着いたらおやつが食べられる、友達に会えるなどの楽しい経験すると、犬はお出かけが楽しくなります。
数分ドライブするだけでも良いので、目的地に無事に到着後おやつを与え、必ず褒めるようにしてください。まずは「車に乗る=楽しいことがある」と覚えさせることが大切です。
また、友達の家を訪問してみるのもお出かけの練習になります。屋外ではどこでも平気でも、知らない建物に入ると途端に緊張する、という犬がいますが、そういう場合でも同様に「慣れ」を体感していくことで、それまでの警戒心が薄れていくようになります。
愛犬を『お出かけ好き』にするために飼い主にできることと工夫
では、愛犬をお出掛け好きにするためには、飼い主としてどのようなことができるのでしょうか。
知らない場所での犬の警戒心を減らす
近所の散歩コースは元気よく歩いていても、怖がりな性格の犬は車や知らない場所では水飲みや排泄を我慢してしまうことがあります。
知らないものを警戒するのは動物としての本能ですが、お出かけ先で体調不良を起こしたら楽しむどころではなくなってしまいます。
特に夏に緊張して呼吸が荒くなり、水を飲まないことから熱中症を起こす可能性があります。お出かけに慣れていない犬は日陰やベンチなどがある場所を行き先に選びましょう。
犬を車に慣らす
まずはエンジンを切った状態で、抱っこで犬を車に乗せます。車内のニオイを嗅ぐ、おやつを食べるなどして数分過ごします。
これを何回か繰り返して慣れてきたら、数分だけのドライブに挑戦してみてください。徐々に時間を延ばしていきます。すぐにできるものではないので根気強く行ってください。
屋根のあるケージに入っていたら安心するという犬の場合はケージごと乗車するようにしましょう。揺れが少なくて済みますし、もし交通事故にあっても犬がケガをする確率が低くなります。
犬が興奮すると体温が上がって熱中症を起こしやすくなるので、気温が高いときはクーラーをかけてから練習するようにしてください。
まとめ
いつも同じコースを散歩して飽きない犬もいますが、飽きてしまう犬もいます。退屈は拾い食いや引っ張りなどの原因にもなります。
そんな退屈している犬や体力が余っている犬には車や電車を使ったお出かけがおすすめです。
愛犬はたくさんの犬と走り回って遊べるドッグランが好きなのか、落ち着いて美味しいものが食べられるドッグカフェが好きなのか、普段の様子から犬の好みを把握してあげてください。
無理のない範囲で遠出をすることに慣らせ、犬も飼い主も楽しめる場所に行って思い出をたくさんつくってあげましょう。