犬がよく吠える理由
愛犬が頻繁に吠えると「無駄吠えをしている」と飼い主は感じるかもしれません。しかし、犬が吠えている時は、何らかの吠える理由があるはずです。
犬が吠える理由としては、主に次のような原因が考えられます。
- 警戒心から
- 不安な気持ち
- 興奮している
- 要求したいことがある
犬にとって吠える行為は、あくまでもコミュニケーション方法のひとつです。愛犬が吠えている時は何故吠えているのか、何を伝えようとしているのかをよく観察してみてください。
「よく吠える小型犬」とは
ここからは「よく吠える」といわれる小型犬の一部をご紹介します。
よく吠えるというと大型犬や中型犬をイメージする方も多いかもしれませんが、実は小型犬にも吠えやすい犬種は存在します。もちろん個体差があるので、ご紹介する犬種でも育った環境やしつけによって全く吠えない犬もいるかもしれません。
しかし、声の大きさや吠えやすさはしつけのしやすさを左右する要素になり得るので、「これから犬を飼う」「どの犬種が良いか悩んでいる」という方は参考にしていただければと思います。
1.ダックスフンド
人気犬種である「ダックスフンド」は吠えやすい犬種です。
もともとダックスはアナグマやウサギ狩りに使役されていた犬で、吠えて獲物を追い立てたり、主人に獲物の居場所を知らせていました。そのため、小型犬でありながら太く力強い声で吠えるのが特徴です。
2.ポメラニアン
ふわふわの体毛が可愛い「ポメラニアン」も吠えやすい犬種だといわれています。
ポメラニアンは好奇心と警戒心の両方が強い性格です。そのため聞きなれない音や人の気配に敏感で吠えやすいという特徴があります。キャンキャンと甲高い声で鳴くためうるさく感じる方もいるかもしれません。
3.ジャックラッセルテリア
「ジャックラッセルテリア」は小型犬でありながらとてもパワフル。狩猟に使われていた犬なので、声も大きく吠えやすい犬種です。
かなりの運動量を必要とする犬種でもあるため、運動不足によるストレスから吠えてしまうことも多くあります。
4.チワワ
犬の中で最も体が小さいとされる「チワワ」も実は吠えやすい犬種のひとつです。
チワワが吠えやすい理由は、体の小ささからくる臆病さが原因だといわれることもありますし、その逆で、リーダー気質な気の強さから吠えてしまうといわれることもあります。
チワワは小さくて可愛いですが、甘やかしすぎてワガママにならないように注意しましょう。
犬がよく吠える時の解決策
飼っている小型犬がよく吠えて困っているという時は、まず犬が吠えてしまう理由を考えてみてください。
吠える理由がオヤツや散歩の「要求」の場合は、犬が吠えても応じないようにしましょう。吠えてうるさいからと犬の要求に応じてしまうと、犬は「吠えれば要求が通る」と学習してしまいます。
犬が吠えるのをやめて落ち着いたタイミングでオヤツを与えたり、散歩に連れていくようにすると次第に犬は吠えることをしなくなるはずです。
「警戒」や「興奮」などで吠えているなら、吠えている対象(インターホンなど)に慣れさせたり、吠える状況を作らない(窓に映る人影に吠えるなら見えないようにするなど)ことが効果的です。
愛犬が吠えている原因をまずは考え、その原因に合わせて対処していくようにしましょう。
まとめ
今回は、「よく吠える小型犬」をご紹介しました。
ご紹介した犬種でも、早いうちから社会化訓練を行って人や他の犬に慣れさせたり、しつけをしっかり行ったりすれば、問題になるほど吠えることはないはずです。
それでも「しつけをしても上手くいかない」「ご近所から苦情が来そうで不安」という場合は、ドッグトレーナーや獣医師などの専門家に相談してみましょう。