愛犬の『健康寿命』が縮んでしまう絶対NG行為5つ
近年、犬全体の平均寿命が14歳と一昔前に比べて格段に延びています。犬の高齢化に伴い、注目されているのは『健康寿命』です。できることなら元気で健やかな状態を長く保ち、できる限り長く健康的に暮らしてほしい…そう思いませんか。
ここでは、愛犬の『健康寿命』が縮んでしまう原因になり得る絶対NG行為をご紹介するので、心当たりのある方は改善しましょう。
1.犬としての適切な習慣を制限させすぎている
犬としての適切な習慣を制限させすぎるとストレスが溜まり、心身共に不健康になってしまいがちです。
例えば、犬としての本能を刺激するような遊びをさせなかったり、散歩中も淡々と歩くだけで匂いを嗅ぎを制限させたりすると、刺激も楽しみもないため生活が単調になってしまい、心も体もそして脳の働きも鈍ってしまいます。
2.食事の量やバランスが適切でない
可愛い愛犬には美味しいものをたくさん食べさせてあげたいという飼い主心から、つい欲しがるだけ与えていませんか。食事の量が多すぎると肥満の原因になり、あらゆる病気を誘発してしまう恐れがあります。
また、総合栄養食であるドッグフードの適切な摂取量を減らし、おやつばかり与えていると本来必要な栄養素が補えず、体調不良の原因になることも…。食事量やバランスを考えて与えるようにしましょう。
3.犬にとって悪影響のある食べ物を与えている
「ドッグフードだけじゃかわいそう」と、人間が食べる美味しい食べ物を与えていませんか。塩分や糖分が多く含まれている食べ物は、与え続けていると肥満の原因となったり、内臓に負担がかかり病気の原因となる恐れがあります。
また、犬にとって有毒となる食材も多く存在しているので、誤って食べてしまうと食中毒を引き起こし、最悪の場合には死に至る危険性もあるのです。与える食べ物には十分気をつけましょう。
4.愛犬の近くでタバコを吸う
近年、タバコの副流煙による悪影響が懸念されています。これは人間だけでなく、犬にも同じことが言えるのです。つまり飼い主が喫煙家の場合、愛犬の近くでタバコを吸ってしまうと、副流煙によって愛犬の健康を害してしまうのです。
犬が受動喫煙した場合、肺がんや鼻腔がん、副鼻腔がんなどの発生率が一気に高まると言われています。大きく寿命を縮めてしまう原因となるので、愛犬の近くで吸うことは絶対にやめましょう。
5.被毛や皮膚のケアを怠る
愛犬のブラッシングは、なるべく毎日行うことが推奨されています。また、犬種によって頻度は異なりますが、推奨頻度でトリミングサロンに行くことも必要です。
被毛や皮膚のケアを怠ると皮膚炎などを発症し、これらが健康に悪影響を及ぼすことも少なくありません。痒みや不快感によりストレスを溜めてしまい、心身共に不調をきたす原因になるので、被毛や皮膚のお手入れはきちんと行いましょう。
愛犬に元気で過ごしてもらうために取り組むべき対策は?
では、愛犬に長く元気で過ごしてもらうためには、どのような対策を講じるべきなのでしょうか。まず食事管理や運動は、愛犬に合ったメニューそして量を提供しましょう。散歩時には犬としての欲求を満たせるよう、匂いを嗅がせたり他の犬と交流させたりすると良いです。
また、ブラッシングや歯磨きなどの健康に直結する生活習慣は、必ず毎日行うよう習慣づけてください。皮膚病や歯周病は直接体の健康につながるため、病気予防のためにも重要です。
他にも愛犬の体に負担がかからないよう、フローリングには滑り止めワックスを塗ったりマットを敷いたり、ソファなどの高い場所にはペットステップを取り付けてあげるなど、配慮も健康寿命を維持する秘訣です。
飼い主自身の生活習慣において、愛犬へ悪影響を及ぼすような行為がある場合は、そちらも少しずつ改善していく努力をしましょう。
まとめ
いかがでしたか。愛犬に長く元気でいてもらうためには、犬らしい健康的な生活を心がけることが大切です。また、体に負荷をかけすぎるような生活は健康寿命を大きく縮めてしまうため、今すぐ改善しましょう。