犬のリードを正しく持つ2つのコツ
犬を飼う時にかかせないアイテムである「リード」。
リードは愛犬の散歩で毎日使用するという飼い主さんがほとんどだと思いますが、実は長年犬を飼っているという方でもリードを正しく持てていないことが少なくありません。
リードを正しく持っていないと、散歩の途中で犬が逃げてしまったり、飼い主自身がケガをする恐れもあって大変危険です。
今回は、正しくリードを持つためのコツをご紹介しますので参考にしてくださいね。
1.愛犬に合ったリードを使う
リードを正しく持つためには、愛犬に合ったアイテムを選ぶことが大前提です。
たとえば、力強い大型犬には太くて丈夫なリードを選びましょう。金属製のリードも犬が重さや音を気にしなければ使用できます。一方、小型犬には軽いリードがオススメです。軽いと言っても強度はしっかりあるものを選ぶようにしてくださいね。
愛犬に合っていないアイテムを使ってしまうと犬が散歩しづらいですし、飼い主もリードを扱いづらいはずです。
長さや強度、素材など、リードにはさまざまな種類がありますので、愛犬の犬種に合わせて適したものを選ぶようにしましょう。
2.輪に親指を通して握り込んで持つ
犬のリードは、リードの先端にある輪に親指を通して軽く握り込むのが正しい持ち方です。できれば、もう片方の手でリードの中間あたりを持ちましょう。
こうすると犬は飼い主の前ではなく横を歩くスタイルになります。この時リードはピンと張った状態ではなく、ゆるんだ状態になるように持ってください。
排泄物の処理をする時など片方の手で持つ場合は、親指を輪に通して少しリードを折りたたむように握り込みます。
絶対ダメな犬のリードの使い方
リードの正しい持ち方をご紹介した後は、逆に「絶対ダメなリードの使い方」についても解説したいと思います。
リードのダメな使い方をしている飼い主さんは意外に多いと思いますので、当てはまるものがあれば今後は改善していただけたら幸いです。
ずっと同じリードを使い続ける
愛犬に使っているそのリード、何年使用していますか?
「何年も同じものを使っている」という方は要注意。リードは何年も使っていると劣化して散歩中に壊れてしまう可能性があります。
リードが壊れると犬が逃走してしまう恐れがあるため、リードは定期的に新しいものと交換するようにしましょう。散歩前に壊れかけていないかチェックすることも大切です。
伸縮リードを伸ばしっぱなしで使う
伸縮リードを普段から伸ばしっぱなしで散歩するのもNGな行為です。
- 拾い食いによる誤食
- 人や自転車との衝突
- 飛び出し
- 禁止されている場所での排泄
- 他の犬と接することで起きる事故
伸縮リードを伸ばしていると、飼い主の手がすぐに届かず愛犬のこれらの行為を防ぐことができません。
また、伸縮リードを伸ばした状態での散歩はほとんどノーリードのようなものです。周囲には小さい子どもや犬が苦手な人もいます。悪意を持って犬に近づいてくる人もいるかもしれません。
伸縮リードは周りに人がいない広い場所だけで伸ばし、普段は短く持って犬をコントロールできるようにしておきましょう。
リードを手首に巻きつける
犬を飼っている方の多くがやりがちなのが、リードを手首に巻きつける持ち方です。この方法だと、犬がリードをいきなり強く引っ張った時に飼い主が転倒してしまう危険性があります。
リードは先ほどご紹介したように親指を輪に通し、反対の手で中間を持って少しゆるんだ状態で持つようにしましょう。この方法なら、犬が急に走り出しても制御しやすくなりますよ。
まとめ
みなさんは愛犬のリードを正しく持てていましたか?
リードを正しく持つことは愛犬と飼い主さん自身を守るためにとても大切なことです。
絶対ダメな使い方をしていると、愛犬も飼い主も事故に遭う可能性があります。今回ご紹介した項目にもし当てはまる場合は、愛犬のためにもぜひ改善してくださいね。
リードを正しく使用して、愛犬と安全に散歩を楽しみましょう!