犬が飼い主以外の人に興味を示している時の心理とよく見せる行動
1.私のことが好きなのかも…♡
犬が飼い主以外の人に興味を示している時、(私のことが好きなのかも…♡)と考えていることがあります。その人が犬好きであることを読み取ったのです。
犬好きな人には2つのタイプがあります。犬好きなことが犬にバレて犬に喜ばれるタイプと、犬好きなのにかえって犬に警戒されたり威嚇されたりするタイプです。違いは、犬と上手に付き合うことができるかどうかです。
上手に付き合うことができる人は犬から好かれます。犬が好きだという気持ちを押し付けるばかりで、犬の本能や習性を全く理解せずに付き合おうとする人は嫌われてしまいます。
犬が飼い主以外の人に興味を示している時によく見せる行動は、「好き♡」「仲良くしましょう♡」「一緒に遊びましょう♡」のアイコンタクトをすることです。
犬の目を見つめてはいけないと言われていますが、犬と上手に付き合うことができる人は、犬とのアイコンタクトも上手です。敵意ではなく、好意であることが犬に伝わるのです。
2.おやつをくれるかもしれない…♡
犬が飼い主以外の人に興味を示している時、(おやつをくれるかもしれない…♡)と考えていることがあります。
初対面ではないということが分かるのではないでしょうか。その人から一度でもおやつをもらったことがあるのです。犬はたった一度の嬉しかった過去の出来事をいつまでも覚えているようです。
私が数年に一度の頻度で行くお店の看板犬の飼い主さんから「あなたには吠えないのね~」と言われたことがあります。
実はその犬には、飼い主さんの許可をいただいておやつをあげたことがあるのです。数年も前のことだったので、飼い主さんは覚えていらっしゃらなかったのですが、犬はしっかり覚えていてくれたようです。
犬が飼い主以外の人に(おやつをくれるかもしれない…♡)と期待して興味を示している時によく見せる行動は、「自らおすわりをして待つ」です。背筋をピンッと伸ばして座っている姿がとっても可愛いのです。おやつを期待する時の犬って、急にお行儀が良くなりますよね。
3.怪しい人がこっちに来るぞ…
犬が飼い主以外の人に興味を示している時、(怪しい人がこっちに来るぞ…)と考えていることがあります。
- 作業服を着ている
- 真っ黒なサングラスをかけている
- 大きな荷物を持っている
- 体が大きい
- 走ってくる
- 傘をさしている
このような人を犬は警戒しやすいです。その犬にとって、見慣れない恰好をしている人なのだと思います。自分の周りにはいない人、飼い主とは違う人のことを怪しんでしまうのです。
犬が飼い主以外の人に(怪しい人がこっちに来るぞ…)と警戒して興味を示している時によく見せる行動は、「立ち止まる」「ジッと見つめる」「目で追う」「しっぽを下げる」です。
このような行動をする犬とすれ違う時は、目を合わせず、声をかけず、知らん顔をして通り過ぎてあげるとよいと思います。
まとめ
犬が飼い主以外の人に興味を示している時の心理を3つ解説しました。
- 私のことが好きなのかも…♡
- おやつをくれるかもしれない…♡
- 怪しい人がこっちに来るぞ…
犬が飼い主以外の人に興味を持つ時は「好意」「敵意」のどちらかであることがほとんどです。
自分に興味を持ってくれる犬と出会った時は、近づこうとするのではなく、その場にしゃがみ、犬の前に手を伸ばしてみてください。
飼い主が「NG」と判断した場合には、リードを引き、近づけさせようとはしません。「OK」と判断した場合には、あなたに犬が近づくことを許します。
ただし、犬が好意を持っていても飼い主がNGである場合もありますので注意しましょう。