他の犬より支出増!『お金がたくさん必要な犬』の特徴5選
ある調査によると、犬にかかる年間費用は平均約34万円と言われています。また、近年は犬の寿命が全体的に伸びており、平均寿命が14歳まで上がっています。そのため、生涯にかかる費用は単純計算で470万前後となるのです。
しかし、これはあくまで一般的な犬にかかる費用です。中にはより多くの費用がかかる犬も存在します。そこで今回は、他の犬より支出が高くなりがちな犬の特徴を紹介します。
1.体格が大きい
体格の大きい大型犬や超大型犬は、それだけでも小型犬や中型犬に比べるとあらゆる費用が嵩張りやすいです。
例えば、ドッグフードは他の犬よりも1日の摂取量が多いため、その分たくさんのドッグフードを購入が必要です。
また、体格が大きければ必要なケージの広さや遊ぶスペースも、他の犬より広範囲に必要となるため、ケージの価格やトイレシーツの費用、さらに部屋の面積を確保するためにも、より高額な家賃が発生する間取りの家を選ぶ必要があるかもしれません。
2.遺伝的に疾患を患いやすい
犬種によって遺伝的に疾患を患いやすい犬種が存在します。例えば、ラブラドールレトリバーやパグ、フレンとブルドッグなどが当てはまります。
病気に関しては育った環境によって大きく左右されますが、犬種ごとに患いやすい遺伝的疾患が判明していることは珍しくありません。また、親が病気を患いやすい家系であれば、その子どもである愛犬も同じ疾患を患いやすいと考えられます。
このように遺伝的疾患の可能性が高い犬は、将来的あるいは先天性の病気ならば、幼少期から医療費が高額になりやすいと言えるでしょう。
3.暑さや寒さに極端に弱い
犬種によって暑さに極端に弱かったり、寒さに弱い犬種は多いです。日本犬は日本の環境に適応しやすいといわれていますが、海外原産の犬種たちは気温の変化に敏感なため、室温を適温に維持したり、散歩に防寒具が必要だったりと配慮が必要です。
夏はエアコンで室内を涼しく維持したり、冬場は寒さを感じないよう暖房器具で部屋を暖めたり、他の犬よりも配慮が必要になるため、光熱費が他の犬以上にかかる傾向にあります。
特に寒い国原産の犬は日本の夏に対応しきれないことがあるため、エアコンを28℃設定ではなく、25〜26℃設定にしなければいけないご家庭も多いです。
4.頻繁にトリミングが必要な犬
モコモコとした毛質や長毛犬種などは、他の犬に比べて頻繁にトリミングサロンへ通い、適切な長さに毛をカットしてもらい整える必要があります。
トリミングサロン代はサロンによって異なりますが、シャンプー代込みのカット費用で4000円〜1万円ほどかかるところが多いです。
犬種によってはワンシーズンに1回、むしろ年1〜2回で済む子もいますが、トイプードルやマルチーズ、シーズー、ヨークシャーテリアなどは1〜2ヵ月に1回カットすることが推奨されているので、トリミングサロン代が高額になりがちです。
5.しつけが難しい犬
犬種によってしつけの難易度が異なるという話は有名です。トイプードルやラブラドールレトリバー、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなどは、しつけがしやすい犬種として広く知られています。
一方、賢すぎるボーダーコリーやマイペースで頑固な秋田犬、ポジティブすぎてしつけが難しいシベリアンハスキーなどは、家庭内だけでのしつけでは難しい傾向にあります。
そのためドッグスクールなどに通い、プロのトレーナーさんと一緒にトレーニングをする飼い主さんも多いです。ドッグスクール代は毎月発生するため、トレーニングが完了するまでの期間、費用が高額になります。
まとめ
いかがでしたか。一般的な犬を飼うだけでも多くの費用がかかると言われていますが、今回紹介した特徴を持つわんこたちは、より費用がかかる傾向にあります。これらを踏まえて、覚悟と準備、さらに費用プランを詳細に立てた上で迎え入れましょう。