愛犬がお尻をぶつけてくる4つの心理
部屋で寛いでいると、愛犬がお尻をぶつけるように隣にやってくることはありませんか。ドンッと勢いよくぶつかられると「なぜ?」と不思議に思いますよね。
そんな可愛らしくも不思議な愛犬たちの『ケツアタック』行動に隠された心理を紹介します。飼い主に対して、どのような気持ちを抱いているのでしょうか。
1.飼い主に対する信頼を表している
ドンッと強く当たられると、「何か不満でもあるの?」と思ってしまう人もいるでしょう。しかし、そもそもお尻を向けてくれているということは、飼い主に対して深い信頼感を持っていることを意味しています。
お尻を向けるということは、相手に背を向けることになります。野生動物の本能が残っている犬たちは、信用していない相手に背を向けることはしません。
飼い主にお尻をぶつけるように向けてくる行動には、「あなたを信頼していますよ」「大好きですよ」という気持ちが込められているのです。
2.飼い主にくっついて安心したい
上記したように、飼い主に対して深い信頼や愛情を持っているという話をしましたが、その感情に加えて、飼い主にくっつくことで安心したいという気持ちが含まれていることも多いでしょう。
犬は信頼している飼い主に密着することで、飼い主が隣にいてくれているという安心感を全身で感じることができます。匂いや体温、息遣い、飼い主の動作などを感じながら「飼い主さんがいてくれるから安心だ」と本能的に感じられるのでしょう。
そのため、不安なことがあったり安心してくつろぎたい時などに、飼い主にお尻をぶつけるように密着することで、安心しようとすることが多くあります。
3.飼い主に甘えたい
力強くドンッとお尻をぶつけてくる愛犬は、「ちょっとかまって!」「私はここにいるよ!」と飼い主にアピールしている可能性もあります。
スマホや雑誌、テレビなどに夢中になっている飼い主の姿にヤキモキしてしまい、「早くかまって」「甘えたいのに」という気持ちから、このような行動に出る犬は少なくありません。
お尻をぶつけてきた後、こちらを見たり寄り添うような体勢に変えたりする場合は、「撫でて」「かまってほしいな」とアピールしている合図だと考えましょう。
4.リラックスしている
もしもお尻をぶつけるように寄り添った後、そのまま眠りに入ってしまった場合は、リラックスしている状態を指します。
先ほど安心感を求めるために飼い主にお尻をぶつけるようにしてくっつくという話が出ましたが、それによってよりリラックスできたことを意味しているのです。
愛犬から強い信頼と愛情を向けられている証なので、眠りの妨げになるような行動は控え、隣でそっと見守ってあげましょう。
飼い主以外の相手にお尻をぶつけている場合は「挨拶」
飼い主にお尻をドンッとぶつける行動には、愛情や信頼の意味が強く含まれています。では、飼い主以外の相手にお尻をぶつけたり向けたりしている時は、どのような意味があるのでしょうか。
答えは「挨拶」です。犬は相手の匂いを嗅ぐことで相手の情報を知ったり、自分の情報を与えたりします。つまり、犬なりの挨拶方法です。中でもお尻はその犬の匂いがより強く出る場所なので、相手のお尻を嗅いで挨拶する犬は多くいます。
したがって、飼い主以外の相手にお尻をぶつけたり向けたりする時は「嗅いでいいよ(こんにちは。僕のことを知ってください)」と挨拶しているのです。
まとめ
いかがでしたか。愛犬に勢いよくお尻をぶつけられると戸惑ってしまいますが、そこには飼い主さんへの信頼や愛情が含まれています。愛犬の様子を見て、隣にそっと寄り添ってあげたり、時には戯れてコミュニケーションを取ったりしましょう。