犬が散歩中にする仕草や行動の心理
犬が散歩中にする仕草や行動と、そこに秘められた心理について解説します。
1.ニオイを嗅いで回る心理は?
犬が散歩中にする仕草や行動には、ニオイを嗅いで回ることがあります。
お散歩デビューしたばかりの犬や引っ越してきたばかりの犬が散歩中にニオイを嗅いで回るのは、安全を確かめながら歩くためなのではないかと思います。様々なニオイから情報を集めているのでしょう。
他の犬がおしっこをした場所のニオイをしつこく嗅いで回る犬が多いようで、飼い主さん曰く、お気に入りの友達犬のおしっこのニオイなんだとか。どの犬のニオイでも良いというわけではないようです。
犬が散歩中にニオイを嗅いで回るのは、本能による仕草や行動です。飼い主によって制限されている場合、ストレスを感じている可能性があります。
ニオイを嗅いで回る仕草や行動そのものは悪いことではありませんが、他の犬の排泄物によって、感染症にかかってしまう恐れがあります。混合ワクチンの接種による予防を済ませておくことをおすすめします。
2.道端に生えている草を食べる心理は?
犬が散歩中にする仕草や行動には、道端に生えている草を食べることがあります。
- ストレス解消のために食べる
- 消化不良を解消するために食べる
- ただ遊んでいるだけ
このようなことが主な理由として考えられています。
散歩中の道端に生えている草は食べさせない方がよいです。農薬や除草剤が付着していることがあります。犬の排泄物が付着していることがあります。中毒症状や感染症の恐れがあります。
「いつもこの場所で草を食べる」という特定の場所があったり、「いつもこの草を食べている」という特定の草がある場合は、その草が生えている場所を避けて歩くようにしましょう。
ストレスは草を食べること以外で発散できるようにし、消化不良やフードの種類や与え方を工夫することで解消されることがあります。
ペットショップ等では「犬猫用(ペット用)の草」というものが販売されていますので、試しに与えてみてはいかがでしょうか。
3.排泄した後に地面を蹴る心理は?
犬が散歩中にする仕草や行動には、排泄した後に地面を蹴ることがあります。
オスによく見られるマーキングのための仕草や行動のひとつなのですが、メスに見られることもあります。
地面を蹴ることで排泄物をまき散らし、「ここは私のテリトリーだぞ!」ということを主張したいのではないか、と考えられています。
愛犬の後ろでウンチの後始末をしていると、飼い主が蹴られてしまったり、飼い主に向かってウンチが飛んできたりすることがありますのでご注意ください。
蹴り飛ばした土・砂・石などが、周りの人・犬・車などを傷つけてしまう恐れがあります。周りへの配慮が必要な場所では、飼い主が愛犬の仕草や行動を制御する必要があると思います。
4.振り向いて飼い主を確認する心理は?
犬が散歩中にする仕草や行動には、振り向いて飼い主を確認することがあります。
愛犬が、飼い主の少し先を歩いている姿がイメージされますよね。その時の愛犬はどのような表情をしているでしょうか。
不安な表情をしていることもあれば、笑顔で振り向くこともあるでしょうし、急かすような表情をすることもあるのではないでしょうか。
- あっちへ行ってもいい?と確認している
- 楽しいね!と言っている
- もう少し早く歩いて?と言っている
- ちゃんとついて来てる?と確認している
散歩中の愛犬が振り向いて飼い主を確認する時、このようなことを考えているのではないでしょうか。
我が家の愛犬は振り向いた後、私の膝に鼻をちょんと当てるのですが、その意味は未だに解明されていません。触れることで私の存在を確認しているのでしょうか。
まとめ
今回は、犬が散歩中にする仕草や行動を解説しました。
犬が散歩中にする仕草や行動には、注意が必要なものもあります。ですが、あまりにも制限してしまうと、犬が散歩を楽しめなかったり、ストレスを与えてしまったりすることもあります。
地面に落ちているもの、周りの状況、愛犬の様子をよく確認しながら安全に散歩を楽しめるよう、飼い主として十分に配慮したいものですよね。