1.威圧感を感じる人
犬が興味を持たず関わろうとしない人のタイプとして、まず挙げられるのが、「高圧的・威圧的な態度をとる人」です。
具体的には、大きな声を出している人や物音を立てて荒々しく動く人などです。そのほかにも、太く低い声でしゃべっている人や体の大きな人、大きなものを持っている人など、本人が悪気なくしていることで犬が避けてしまうというパターンもあります。
また、傘をさしていたりサングラスをかけていたりすることで、犬が不信感を持ったり怖がったりしてしまうこともあるでしょう。
このような威圧感を感じてしまうタイプの人に対して、犬は恐怖感や不安感を感じやすいので、あえて関わろうとしないことが考えられます。そのような場合は、目を合わせようとしなかったり後ろを向いたりしてあきらかに避けるような行動が見られるでしょう。
2.ほめてくれない人
犬はなでてもらったり声をかけてもらったりというようなコミュニケーションを好むことが多く、穏やかに接してくれる人や明るい笑顔でほめてくれる人が大好きです。
人間で考えてみても同じですが、フレンドリーな人や優しい雰囲気を醸し出している人に対して好感を持つことはごく自然なことだと思います。
そのため、犬がしている行動に対してほめたり声掛けをしたりしない人には、犬も次第に関心を失っていき、関わる必要がない人とみなすようになっていきます。犬と関わりたいのであれば、犬のペースに合わせつつ、明るい雰囲気で優しく接してみてください。
3.予想できない動きをする人
犬が威圧感を感じるような人に対して苦手意識を持つのと同様の理由で、「予測・予想できない行動をとる人」に対しても、犬は関わろうとしない傾向が見られます。
具体的には、「きゃー!かわいい!」などと高い声を上げて近づいてきて強引にスキンシップをしてくる人や、突然走り出したり飛び跳ねたりする子どもなどが挙げられます。
犬はこのような相手のそばにいると驚いてしまうことが多いので、積極的に関わろうとしなかったりあえて距離を取ったりするようになります。
4.犬に興味・関心がない人
よく、「犬は犬好きな人がわかる」などと言われることがあります。確かに、犬に興味を持っていてニコニコしていたり話しかけてくれたりする相手に対して、そばに寄ったり尻尾を振ったりすることはめずらしくありません。自分に対して好意を持ってくれている、優しくしてくれる人に対して、興味を持つことは当然のことと言えるでしょう。
その反対に、犬に対して一切興味・関心を持っていない人に対しては、犬も同様の態度を見せることがあります。犬に対して見向きもしない人に対して、積極的に近づいていくことはそれほどありませんし、一度近づいてもすぐに興味を失うことが多いと思います。
まとめ
犬が興味を持たない人の中には、「関心がない」というよりも「関わりたくない」と思っている場合が少なくありません。その場合は、犬が苦手だと感じる行動をしていることが多いため、犬と関わりたいと考えている場合は自分の行動を見直してみるといいでしょう。
犬は好意を向けられたり、興味を持たれたりすると、多少なりとも同じような意識を持つので、犬が「仲良くなりたい」と思えるように穏やかな態度で接してみてくださいね。