愛犬への甘やかし度を調査したアンケート
2023年4月にドッグフードメーカーのソリッドゴールド社が委託して行なった、犬の飼い主さんたちへのアンケート調査が話題を集めています。
このアンケートは2000人の犬の飼い主を対象に行われました。アンケートのテーマは「あなたは愛犬をどのくらい甘やかしていますか?」というもので、ほとんどの回答者が「うちの犬はいかに甘やかされているか」を自慢と少しの自嘲気味に答えていました。
回答を見るときっと共感される方が多いと思います。
みんな愛犬を甘やかしている!
96%という圧倒的多数の人々が、「さまざまな方法で愛犬を甘やかしている」と回答しました。さらに60%の回答者が「うちの犬は世界で一番甘やかされていると思う」と答えています。
37%の人が「できることなら1日だけ愛犬と体を入れ替わりたい」と答えており、もし入れ替われたら何をするかという質問には、「1日中遊ぶ 47%」「好きなだけ寝る 42%」「普段寝られない場所で寝る 37%」が上位の回答でした。なんとなくお疲れ気味の現代人の姿が伺えますね。
また5人中4人の回答者が、愛犬に人間にするように話しかけると答えています。話し方は人によって少し違っており、子どもに話しかけるようにという回答は32%、赤ちゃんに話しかけるようにという回答と、大人に話しかけるようにという回答はそれぞれ18%でした。
犬種別甘やかされ度を集計した結果
このアンケートのユニークなところは、「愛犬を甘やかしている」という回答の犬種グループ別の内訳を集計している点です。
上記の「世界一甘やかされていると思う」という回答について、犬種グループ別に見た結果は次の通りでした。
- ハーディンググループ(ボーダーコリー、コーギーなど)の飼い主では66%
- ノンスポーツグループ(ブルドッグ、ボストンテリアなど)の飼い主では64%
- テリアグループ(ジャックラッセルテリア、スコティッシュテリアなど)の飼い主では59%
愛犬にスペシャルトリーツをあげるのが大好きと答えた人は、テリアグループの飼い主で最も多く(66%)、愛犬に与えるのはボトルかフィルターの特別な水のみと回答したのは、トイグループの飼い主が最多(29%)でした。
休暇に犬と一緒に遠出するのは、牧畜犬グループの飼い主が最も多く(28%)、手作りの食事を与えられているのは、ワーキンググループの犬が最も多かった(26%)ということです。
全体的には、最も溺愛されているのは小型犬であるという傾向が明確だったそうですが、アンケート調査を企画したソリッドゴールド社の担当者は、「サイズや犬種に関係なく全ての飼い主さんが、愛犬は美味しいおやつや楽しいレクリエーション、そして家族からの愛情を受けるべき存在と考えていることに同意します」と締めくくっています。
まとめ
アメリカでのアンケート調査の結果から、多くの人が愛犬をさまざまな形で甘やかし愛情を注いでいるという回答が得られたという話題をご紹介しました。
犬種グループによって甘やかしているという自覚や、甘やかし方の種類に少しずつ違いがあるのは、犬種によって手をかける部分が少しずつ違うことによるのかもしれないですね。
それぞれの犬が必要とするものが与えられて、犬も人も健康で幸せでいられるなら犬への甘やかしは大いに結構だと思います。
《参考URL》
https://nypost.com/2023/05/10/americas-most-spoiled-dog-breeds-revealed/