犬が飼い主に構ってもらいたくて見せる悪知恵
1.ゴミ箱を漁る
犬が飼い主に構ってもらいたくて、ゴミ箱を漁ることがあります。
ゴミ箱の中からティッシュを見つけ出し、噛みちぎって遊んだり、口にくわえて飼い主に見せにきたり、わざと叱られるような行動をすることがあります。しかし、ゴミ箱を漁る愛犬を放っておく飼い主はいません。犬にとっては、悪いことだと分かっているけれど、どうしても飼い主に構ってもらいたいがための行動なのです。
ゴミ箱には犬にとって危険なものも捨てられているでしょう。誤って飲み込んでしまうことがあるかもしれません。
普段の愛犬はゴミ箱を漁ったりイタズラをしたりすることはないかもしれませんが、ゴミ箱は蓋付きのものにしたり、犬の手や口が届かない場所においたり工夫するようにしましょう。
2.トイレシートを噛みちぎって遊ぶ
犬が飼い主に構ってもらいたくて、トイレシートを噛みちぎって遊ぶことがあります。
トイレトレーニングも終わり、安全にトイレを使うことができるようになり、安心して置いていると思います。しかし愛犬がどうしても飼い主に構ってもらいたい時などに、トイレシートのような何でもないものがイタズラのターゲットになってしまうことがよくあるのです。
トイレシートを噛みちぎって遊ぶ愛犬を、無視することなんてできないですよね。しかし、トイレシートを取り返しにやってきた飼い主に対して、犬は「遊んでくれている♪」と勘違いしてしまうことがあります。
とはいえ、噛みちぎったものを飲み込んでしまっては、危険が及ぶ可能性があります。イタズラの最中や直後であるほど犬が理解しやすいため、しっかり正しく叱るようにしましょう。
3.テーブルや棚の上のものを床に落とす
犬が飼い主に構ってもらいたくて、テーブルや棚の上のものを床に落とすことがあります。
大きな物音がすれば、愛犬の身を案じて駆けつけるのが飼い主です。そのことを分かっていてわざとやっているのです。
私もテーブルの上に置いていたホットコーヒーが入ったマグカップを落とされたことがありました。火傷をしていないか、破片で肉球を切っていないか、心配したものです。
犬自身でも危険な行為であることを分かっているのか、それとも自信がないからなのか、不安そうにビクビクしながらイタズラをすることがあります。
危険なイタズラをしてでも飼い主に構ってもらいたいほど退屈していたのかもしれません。
4.死んだふりをする
犬が飼い主に構ってもらいたくて、死んだふりをすることがあります。
冷たいフローリングの廊下に横たわったまま起き上がろうとしません。ケージの中に入ったまま数時間、出てこようとしません。ごはんも食べず、お散歩にも行かず、大好きなおやつにも反応しません。
愛犬が横たわったまま起き上がろうとせず、寝返りを打つ様子もなければ、まさか…と心配することがあるのではないでしょうか。
飼い主に構ってもらえず、ふて寝をしていたのでしょう。名前を呼ばれても絶対に反応しないぞ！おやつなんかにもつられないぞ！と、心に決めていたのでしょう。
構ってあげればすっかり機嫌も良くなり、ごはんもよく食べてお散歩にも行き、ぐっすり眠れることでしょう。念のため、健康状態に普段と変わりはないかチェックしておくとよいと思います。
まとめ
犬が飼い主に構ってもらいたくて見せる悪知恵を4つ解説しました。
- ゴミ箱を漁る
- トイレシートを噛みちぎって遊ぶ
- テーブルや棚の上のものを床に落とす
- 死んだふりをする
構ってもらうために悪知恵を働かせる愛犬には、2つの時間を作ってあげるのがおすすめです。
ひとつは「飼い主に思いっきり甘えることができる時間」です。もうひとつは、お散歩とは別に「遊びの時間」を作ってあげるとよいと思います。
5分でもいいので、愛犬にも飼い主を独占できる時間を与えてあげることで満足してもらえるはずです。
