理由は?「賢い」と言われる犬種5選
一般的に犬は賢いと言われることが多いです。犬種によっては知能指数が高く、あらゆる状況に順応しやすいこと、感情を読み取る能力が高いこと、自分が取るべき行動を考える能力などから、特に賢い犬として知られる犬種も多くいます。
そこで今回は、よく「賢い」と言われている犬種とその理由を解説します。育て方や環境によっても大きく左右されるので、あくまで参考程度にご覧ください。
1.プードル犬種
プードル犬種は賢さと人懐こさを併せ持つため、犬の中でも飼いやすい犬種としても知られています。実際にしつけの学習能力も早く、コマンド指示も多く覚える子が多いです。
また、ある研究によるとプードル犬種は、人間の言葉を250以上も学習することが可能だと言われています。家族の表情や声のトーンなどから感情を読み取る能力にも長けているため、賢い犬種として挙がることが多いのでしょう。
2.ボーダーコリー
ボーダーコリーは犬の中でも最も賢い犬種として有名です。牧羊犬としても活躍する彼らは、適応能力や指示されたことを実行に移す能力、学習能力など総合的に見ても非常に能力が高く、専門家の間でも賢い犬種として知られています。
また、スタミナも持ち合わせているため、アジリティートレーニングなどの大会で優勝する犬も多いです。
ただし、あまりに賢すぎる弊害として、悪知恵を働かせる子が多い犬種ともいわれています。飼い主の考えをの上をいく行動をとることも珍しくないため、しつけは徹底しなければいけません。
3.ジャーマン・シェパード・ドッグ
警察犬や軍用犬として活躍するジャーマンシェパードドッグ、通称シェパードと呼ばれる彼らは、賢さと忠誠心そして協調性を兼ね備えた犬種です。リーダーとして認めた相手の指示を忠実に実行する能力に長けているため、賢い犬種の上位にランクインします。
エリート犬種ともいわれているシェパードですが、家族に対する愛情深い面も人気のポイントです。家族以外に警戒心を見せることはありますが、それは家族を守りたいという気持ちの表れです。
きちんと家族以外と接する機会を設けてしつけを行えば、人懐こく愛情深い最高のパートナーとして育ちます。
4.レトリバー犬種
ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーなど、レトリバー犬種はあらゆる仕事に従事し活躍する犬種として知られています。賢さだけでなく、人との協調性や穏やかさも兼ね備えているため、ヘルパー犬として活躍することも多いです。
学習能力が高いことはもちろん、その優しく愛情深い性格から家庭犬としても世界的に大人気です。一般的に、ラブラドールは落ち着いた性格の子が多い傾向にあり、ゴールデンは明るく陽気な性格の子が多い傾向にあります。
5.ドーベルマン
警察犬や軍用犬、麻薬探知犬として活躍することの多いドーベルマンは、知能指数が高く学習能力も高いことが評価されている犬種です。また、勇敢さも兼ね備えているため、前述したような警察犬や軍用犬、護衛犬として活躍することも多くあります。
ドーベルマンが生まれた経緯も、優れた護衛犬を作り出すために交配されたという経緯があるため警戒心は強いですが、自分が家族や飼い主として認めた相手には愛情深く忠実な一面を強く見せます。
愛犬を頭のいい子に育てるコツはあるの?
一般的に賢い犬種と言われる犬も存在しますが、賢さに最も強く影響するのは飼い主の接し方や育て方です。賢い犬に育てるコツはいろいろありますが、特に以下のポイントを意識すると、学習能力や実行力、判断力などを高めることができます。
- さまざまな経験をさせる
- 日常的に褒めることを意識する
- 遊びの延長感覚でトレーニングを取り入れる
- 「楽しい」感情を優先したトレーニング方法を心がける
なるべく小さな頃から多くの刺激に触れさせることで、警戒心を和らげたり新しいことへの「楽しい」という気持ちを育むことができます。
また、犬は褒められることを好むため、日常的に些細なことでも褒めてあげることで自己肯定感を上げてあげることも大切です。
トレーニングを取り入れることで賢さを高めることはできます。ただし、遊び感覚で楽しみながら行うことで優先してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。一般的に「賢い犬種」と言われる犬種たちは存在しますが、後天的な飼い主の接し方や育て方、生活する環境などが大きく影響すると考えられています。愛犬を賢く育てたい人は、ぜひ日々の遊びに簡単なトレーニングを取り入れてみましょう。