愛犬と遊びすぎるとどうなるの?
犬は飼い主に遊んでもらうことが大好きです。ボール遊びや芸の練習など、飼い主にかまって貰えると犬はとても喜びます。さらに、飼い主が愛犬と遊ぶことはコミュニケーションやしつけの一貫にもなるため、飼育書などにも「愛犬とはしっかり遊ぶように」と書かれている場合が多いでしょう。
しかし、だからといって必要以上に愛犬と遊びすぎてしまうのは注意が必要です。遊びすぎは、犬に思わぬ悪影響を及ぼす恐れがあります。具体的にどんな悪影響があるのか、ご紹介しましょう。
愛犬が疲れてしまう
犬は走ったりオモチャで遊んだりするのが好きな活発な動物ですが、そんな犬達にも体力には限界があるので、飼い主が良かれと思って遊びすぎると疲れてしまいます。
過度の疲れは体調不良の原因にもなるので、飼い主が愛犬の体力や体調をしっかり管理しながら遊ばせなくてはいけません。
特に子犬は自身の体力の限界をわかっていないため、飼い主が遊ばせすぎないように注意してください。体力が落ちているシニア犬も無理をさせると体調が悪くなる恐れがあるので、様子を見ながら遊ぶ時間を調整するようにしましょう。
ワガママな犬になってしまう
飼い主が犬の「遊びたい」という要求にどんな時も応えて遊びすぎていると、犬がワガママに育ってしまう可能性があります。
愛犬と遊ぶ時は、必ず飼い主の方から遊びを終わらせるようにしましょう。遊びの誘いにも毎回応えるのではなく、時には無視をして飼い主が主導権を握ることを意識してください。
遊びすぎている時に愛犬が見せるサイン
愛犬と遊んでいる時は、飼い主が犬の体調を確認するようにしてください。次のような様子を見せたら、愛犬は遊びすぎて疲れているので休ませるようにしましょう。
1.座り込んで動こうとしない
元気に走り回っていた愛犬が、突然地面に座り込んで動かなくなる・・・。これは愛犬からの疲れているというサインです。
座って呼吸が整うと体力が回復していないのに犬はまた遊びだしてしまうので、飼い主が休ませるようにしましょう。
2.飼い主の呼びかけに反応しなくなる
犬は飼い主と遊んでいる時に疲れると、呼びかけに反応しなくなることがあります。飼い主がオモチャを持って「〇〇ちゃん、いくよー!」と呼びかけても、そっぽを向いたり目を合わせなくなってしまうでしょう。これも疲れたり遊びに飽きているサインです。
3.歩くのが遅くなる
一見すると元気そうな愛犬が、いつもより歩くのが遅い…このような些細な変化も、愛犬が遊びすぎて疲れている時に見せるサインです。
犬は飼い主と遊ぶのが大好きなので、少しくらい疲れていても動き回ってしまいます。遊びに誘ってくる飼い主のために無理をして体調を崩す犬も少なくありません。
愛犬の健康を守るために、歩くのが遅いといった小さなサインも飼い主が見逃さないことが大切です。
まとめ
愛犬と遊びすぎるとどうなるのかについて解説しました。
飼い主が犬と遊ぶことはコミュニケーションやしつけの一貫としてもとても大切ですが、遊びすぎると犬が疲れたり、ワガママになってしまう恐れがあります。
遊んでいる時も愛犬に疲れている様子があれば休憩させるようにしましょう。ワガママにならないように遊びは飼い主から終了するようにして、時には愛犬からの遊びの要求を無視することも必要です。
このように注意するべき点はいくつかありますが、犬は飼い主に遊んでもらうのが大好きな動物。休憩を挟みつつ、愛犬とはたくさん遊んであげるようにしましょう!