犬の目がうるうるしている理由
犬の目がうるうるしている理由とは、一体どのようなことが考えられるのでしょうか。
1.何かをごまかしたいから？
犬の目がうるうるしているのは、何か後ろめたいことがありごまかしたい場合かもしれません。
表情が豊かな犬は、挙動不審になってしまったり、後ろめたそうな表情をする場合があります。困ったなの表情をするときに目がうるうるしてしまうのかもしれません。あのうるうるした目で見つめられた飼い主は、どんなに悪いイタズラもうっかり許してしまうものです。
もしも愛犬がうるうるした目で見つめてきた時は、（何かやらかしたな…）と疑ってみる必要があるかもしれません。
2.期待する気持ちが高まって興奮しているから
犬の目がうるうるしているのは、期待する気持ちが高まって興奮しているからです。
飼い主がお散歩・ごはん・おやつの用意をしている時、最も期待する気持ちが高まり、涙でいっぱいになるほど目をうるうるさせているのではないでしょうか。
我が家の愛犬は、期待する気持ちが高まって興奮している時、涙がポロリとこぼれ出てしまうことがあるほどです。
興奮の余り、呼吸しづらくなってしまったり、チアノーゼを起こしてしまったりする犬もいます。舌の色が青紫になるなど症状が出ていないか確認するようにしましょう。
犬は期待する気持ちが高まると興奮しやすいため、興奮させすぎないようにすることと、落ち着かせることが大切だと思います。
3.極度の緊張状態にあるから
犬の目がうるうるしているのは、極度の緊張状態にあるからです。
動物病院の待合室にいる時、愛犬の目はうるうるしていませんか。それは、不安や緊張を感じているからです。
診察台に上がった時、注射を打つために体を拘束された時、さらに犬の目のうるうる度は増します。極度の緊張状態にあるからです。今にも泣きだしてしまいそうな表情をしますよね。
4.目が離せないから
犬の目がうるうるしているのは、目が離せないからです。
何かをジッと見つめている時、集中する余り、犬は瞬きすることを忘れてしまうことがあるようです。
瞬きの回数が減ってしまった時、涙が出る量が増え、目がうるうるするのです。目が乾燥することを防ぐための自然な現象です。
目が悪くなるということはないと思いますが、夢中になりすぎている時は、優しく名前を呼んだり、声をかけたりしてあげてくださいね。
5.目が乾燥しているから
犬の目がうるうるしている時、目が乾燥している可能性があります。一般的に涙の分泌が少ない場合に目は乾燥しますが、風が当たったり、瞬きの回数が少なくなり乾燥してしまうと、一時的に涙の量が増えてうるうるしているように見える場合があるでしょう。
空気が乾燥する季節は、犬の目や皮膚も乾燥することがあります。角膜や結膜が傷つくことを予防するため、涙がいつもより多く出ることがあります。
室内の湿度は下がりすぎていないでしょうか。
犬が過ごしやすい室内の湿度は40％～60％くらいです。除湿が必要な場合もあると思いますが、乾燥しすぎないよう管理しなければなりません。
空気の乾燥によって涙が多く出る時は、点眼薬を処方してもらうとよいでしょう。乾燥を防ぎ、角膜や結膜が傷つくことを予防し、炎症を起こさないようにすることができます。
6.涙染色症候群
犬の目がうるうるしている時、涙染色症候群という病気である可能性があります。
涙は、鼻涙管を通って鼻へと排出されるのですが、病気が原因でまぶたからあふれ出てしまうことがあるのです。
生まれつきまぶたの構造や機能に異常がある場合もあります。鼻涙管が閉塞してしまっている場合もあります。
初めは目がうるうるする症状が見られますが、長く続くと“涙焼け”という症状に悪化することがあります。目の周りの被毛が変色してしまうのが特徴です。
まとめ
犬の目がうるうるしている理由を6つ解説しました。
- 何かをごまかしたいから
- 期待する気持ちが高まって興奮しているから
- 極度の緊張状態にあるから
- 目が離せないから
- 目が乾燥しているから
- 涙染色症候群
愛犬の目がうるうるしている時は、仕草や態度、目以外の部位にも注目してみると気持ちが分かることがあります。
一時的な目のうるうるはあまり気にしなくてもよいと思いますが、状況や環境に関係なく1日中ずっと目がうるうるしている時、痛がったり痒がったりする時は角膜に傷が入っている可能性もあります。すぐに獣医師に診てもらってくださいね。
