犬に貧血の症状が起きている時のサイン
あなたが貧血になった時、どのように対処するでしょうか。しばらく休んでいれば治るから大丈夫…と、軽視してしまったことがあるのではないでしょうか。
愛犬に貧血の症状が起きた時、どのようなサインが見られるかご存じですか。犬の貧血は、重い病気による症状である場合があります。軽視せず、すぐに対処するべきです。
1.ごはんを食べなくなる
犬に貧血の症状が起きている時、ごはんを食べなくなることがあります。初期症状としてよく起こるサインです。
まだお腹が空いてなかったのかな、お散歩の後で疲れているのかな、と考えてしまいますよね。おやつは食べるが、ドッグフードは食べないという状況もありがちです。あまり重く受け取ることのないサインなのではないでしょうか。
2.元気がなくなる
犬に貧血の症状が起きている時、元気がなくなることがあります。これも初期症状としてよく起こるサインです。
いつも嬉しそうに楽しそうにお散歩する愛犬が、落ち着いて歩いているように感じられることがあります。
早めに帰りたがることもあります。玄関から出ようとせず、お散歩に行きたがらないこともあるでしょう。
普段には感じつつも、まさか貧血のサインだとは思わないのではないでしょうか。
3.粘膜が蒼白くなる
犬に貧血の症状が起きている時、目や口の粘膜が薄いピンク色~蒼白くなることがあります。
獣医師が犬の触診を行う時、粘膜の異常の有無を確認することは、身体検査を行う上での基本中の基本であるとされています。
飼い主にも愛犬の目や口の粘膜の色の違いは、はっきりと見て分かるものです。貧血によるサインかどうかまで判断することはできなくても、異常が起きていることは明らかだと知ることができます。
4.呼吸が荒くなる
犬に貧血の症状が起きている時、呼吸が荒くなることがあります。
臓器の細胞に酸素が不足するためです。口を開けて行うパンティングとは違い、口を閉じたまま苦しそうに呼吸をする様子が見られることがあります。
5.下痢や嘔吐を繰り返す
犬に貧血の症状が起きている時、下痢や嘔吐を繰り返すことがあります。
これは、免疫介在性溶血性貧血(IMHA)による症状である可能性があります。致死率が高いとされており、重篤な場合では70%を超えることがあります。
愛犬の貧血時に飼い主にできる対処法
貧血が起こるのは、犬の体に必要なものが不足しているからです。貧血の原因は様々にありますし、重篤な病気が隠されている可能性もあるため軽視できません。
愛犬の体に異常が起きた時、少しの異変でも構いませんので、普段と違う様子が見られる時はすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
まとめ
犬に貧血の症状が起きている時のサインを5つ解説しました。
- ごはんを食べなくなる
- 元気がなくなる
- 粘膜が蒼白くなる
- 呼吸が荒くなる
- 下痢や嘔吐を繰り返す
愛犬の粘膜の色は何色でしょうか。赤やピンクの健康的な色をしているでしょうか。
目や口の粘膜が蒼白く感じられる時は、貧血の症状が起きている時のサインである可能性があります。日頃の健康チェックの項目のひとつとして考えてみてくださいね。