ワンオーナードッグとは
日本ではあまりなじみのないワンオーナードッグという言葉ですが、みなさんは聞いたことがあるでしょうか。
私が愛犬たちと日常生活を送る中では、聞き慣れない言葉です。SNSでも目にしたことはありませんし、実際に使ったこともない言葉です。
ワンオーナードッグという言葉の意味を分かりやすく簡単に説明するならば、「たった一人にしか懐くことがない犬」ということです。
「忠誠心を誓うのはたった一人だけ」ということでもあると思います。
犬が “私の主人はこの人だ!” と決めれば、その気持ちが揺らぐことは一生涯ありません。そういった特徴を持つ犬のことをワンオーナードッグと言うのです。
ワンオーナードッグに当てはまることが多い犬種
1. 秋田犬
ワンオーナードッグに当てはまることが多い犬種には、秋田犬が挙げられます。
日本で秋田犬がワンオーナードッグと呼ばれているかどうかはよく分からないのですが、海外では秋田犬はワンオーナードッグと呼ばれているのだそうです。ご存じでしたか?
賢さと忠誠心が特徴的であるとされる秋田犬は、心を通わせることができた飼い主にのみ懐くとされています。
そのためか、飼い主であっても、飼い主として認められない場合、全く言うことを聞かず、一生涯懐くこともないのだそうです。
家族で暮らす場合にも、その中で “この人に忠誠心を誓おう!” と決める相手が一人いて、その他の家族とは態度が全く違うとされています。
2. ジャーマン・シェパード・ドッグ
ワンオーナードッグに当てはまることが多い犬種には、ジャーマン・シェパード・ドッグが挙げられます。
高い知性と強い肉体を持つことから使役犬として働く犬種です。人への忠誠心や服従心をコントロールすることができるよう育てられていることから、ワンオーナードッグと呼ばれているようです。
ただ、その忠誠心や服従心の強さは、しっかりコントロールすることができてこそ発揮されるものです。
飼い主の間違った育て方やしつけ方によっては、賢さが故にわがままで言うことを聞かない犬になってしまうこともあります。
3. ドーベルマン
ワンオーナードッグに当てはまることが多い犬種には、ドーベルマンが挙げられます。
人への強い忠誠心を持つことで知られている犬種ですが、使役犬としての厳しいトレーニングにも耐える体と心の強さを持つことからも、ワンオーナードッグと呼ばれているようです。
厳しいトレーニングに耐えることができるのは、忠誠心を誓った相手だからこそなのではないでしょうか。
飼い主に対する忠誠心の強さはもちろんなのですが、非常に強い警戒心・縄張り意識・攻撃性を持つ犬種でもあります。
使役犬ではなく、家庭犬として育てるためには、飼い主の技量も必須だと思います。
4. 柴犬
飼い主に対しても塩対応で有名な柴犬ですが、実はワンオーナードッグに当てはまることが多い犬種として挙げられます。
一見、飼い主にも冷たい態度を取っているようで、“この人だけ!”と決めた相手でなければせてくれないお世話があったりするんです。
爪切り、シャンプー、ブラッシングなど、苦手とすることがほとんどなのではないでしょうか。“お散歩はこの人じゃなきゃ行かないぞ!”と心に決めている柴犬も意外と多いようです。
まとめ
ワンオーナードッグに当てはまることが多い犬種を4つ解説しました。
- 秋田犬
- ジャーマンシェパードドッグ
- ドーベルマン
- 柴犬
あなたの愛犬はいかがでしょうか。忠誠心を誓った相手がいるでしょうか。気づいていないだけで、実は、ワンオーナードッグに当てはまる特徴を持っていることがあります。
ワンオーナードッグである場合、この人でなければお世話することができない、ということもあり、大変な思いをすることがあるかもしれません。
我が家の愛犬には、私でなければお散歩に行かない、という特徴があります。体調が悪い時は大変に思いますが、愛犬よりも1日でも健康に長生きしなければ…と誓っています。