犬の新米飼い主がやりがちなNG行動
1.迎えた日にお散歩に連れて行く
犬の新米飼い主がやりがちなNG行動は、子犬を迎えた日にお散歩に連れて行くことです。
感染症を予防するため、子犬は混合ワクチンや狂犬病予防注射の接種を終えてからお散歩デビューするべきです。
他の犬がお散歩していない時に…と考える飼い主もいるようですが、他の犬との直接的な接触以外にも間接的に感染してしまう病気があります。
外の世界に早く慣れてほしいなど、目的があってお散歩させたい場合には、飼い主が抱っこしてお散歩し、絶対に地面を歩かせないでください。ペットカートを活用するのもよいと思います。
迎えた日は、運動や遊びは控え、子犬をゆっくり休ませてあげましょう。数日は家の中で過ごし、その後、抱っこで近所を歩いてみるなどするとよいでしょう。
2.テレビや音楽をつけたままお留守番させる
犬の新米飼い主がやりがちなNG行動は、テレビや音楽をつけたままお留守番させることです。
寂しがるのではないか、無音では不安なのではないか、という理由からつけたままにすることがあるようですが、犬にとってはストレスの原因になることがあります。
犬が安心して過ごせるよう、ケージやクレートを用意してあげるとよいです。扉は閉めてもよいですし、開けっ放しでもよいです。慣れるまでは犬が自由に出入りできるとよいと思います。
寂しさや不安を取り除いてあげたいのであれば、お留守番の時間をなるべく短くしてあげてください。
3.トイレの失敗を叱る
犬の新米飼い主がやりがちなNG行動は、トイレの失敗を叱ることです。
トイレシートからはみ出すことがあります。トイレ以外の場所で排泄してしまうことがあります。子犬だけではありません。成犬が失敗することもありますし、老犬になると失敗が増えるものです。
愛犬の生涯を通し、トイレの失敗は絶対に叱らないでください。室内の決められた場所で排泄をすることができなくなってしまうことがほとんどです。
トイレトレーニングを失敗すると、排泄のために外に出なければならなくなってしまいます。真夏の日中、雨の日、飼い主の体調が悪い日、老犬になった時など、ちゃんとトイレトレーニングをしておけば…と後悔します。
トイレの失敗は絶対に叱らず、成功した時に思いっきり褒めてあげるとよいです。
4.芳香剤や消臭剤を家中に置く
犬の新米飼い主がやりがちなNG行動は、芳香剤や消臭剤を家中に置くことです。
犬の体臭や排泄物のニオイが気になるからでしょう。香りが強すぎる芳香剤や消臭剤は犬にとって耐えがたいでしょう。目や鼻や喉の粘膜を刺激し、痛みを与える場合があります。
ペット用の芳香剤や無香料の消臭剤もありますが、置きっぱなしにしていると、犬がイタズラをしたり、誤飲誤食をしたりするリスクが伴います。
犬の体臭や排泄物のニオイが気になる時、お留守番中の愛犬の健康を考える時は、空気清浄機を活用するのがおすすめです。ペットのニオイや抜け毛にも対応した空気清浄機があります。
私が最もおすすめできるのは、ペットのための空気清浄機能が付いたエアコンです。床に置くタイプの空気清浄機では、犬がコードを噛んでしまう恐れがあるため、エアコンの方がより安全です。
まとめ
犬の新米飼い主がやりがちなNG行動を4つ解説しました。
- 迎えた日にお散歩に連れて行く
- テレビや音楽をつけたままお留守番させる
- トイレの失敗を叱る
- 芳香剤や消臭剤を家中に置く
新米飼い主にとって、犬との暮らしは戸惑うことばかりです。不安も大きいですし、失敗も多いと思います。
飼い主や家族だけで悩まず、SNSを使って先輩飼い主に相談してもよいですし、獣医師にも気軽に相談してみてください。
ドッグランで犬友達を作るのもよい方法だと思います。犬にも社会化が身に付きやすくなりますし、積極的に交流し、しつけにも役立つ情報をいっぱいもらってくださいね。