今日から始められる愛犬との楽しい知育遊び
愛犬といざ一緒に遊ぼうとしても、いつもワンパターンになってしまい、犬も飼い主も思い切り楽しめない…ということってありますよね。
そんな時は、「知育遊び」をしてみましょう!
知育遊びは犬の狩猟本能を満たし、運動不足やストレス解消にもつながります。短時間集中して遊ぶことで、長時間散歩をしたような疲労感や達成感も得られますよ。また、飼い主と犬の信頼関係を深めることもできます!
ここでは、今日から始められる愛犬との楽しい知育遊びをご紹介します。どれも家の中で遊べる内容なので、雨の日など散歩に行けない日の室内遊びとしておすすめです。
1.宝探しゲーム
宝探しゲームは、部屋の中のあちこちにおやつを隠して、犬に探してもらう遊びです。犬の嗅覚を最大限に活かし、探す範囲を広くすることで運動効果も期待できます。
始める際は、犬には部屋の外に待機してもらって、その間におやつを隠しましょう。
最初は部屋のすみっこやクッションの下など簡単な場所から始めてみてください。少しづつ難易度を上げて、見事正解したらほめてあげてくださいね。
2.引っ張りごっこ
引っ張りごっこは、犬と遊ぶ定番のゲームです。ロープを思い切りくわえて引っ張ることで、犬の狩猟本能を満たすことができます。
子犬の甘噛み対策にもひと役買いますが、犬が興奮しやすくなるので遊び方にポイントを置くことをおすすめします。
「ウーッ」とうなり声をあげ始めたら興奮が高まってきた合図なので、そうなる前に口から離してもらいましょう。この時無理やり引っこ抜こうとしたり「離せ!」と大きな声を出したりせず、ロープの両サイドを持ったまま膝の上や床に固定します。
すると、犬は思わず口を開くのでそっと引き抜きます。柔らかいロープなら折りたたんで、犬がくわえにくくしてもいいですね。
興奮がおさまったら遊んでまた口から離させる、これを繰り返すことで「ちょうだい」を上手に教えることができますよ。
3.障害物競争
ちょっと刺激的な遊びをしたい時は、障害物競争をやってみませんか。「アジリティ」とも呼ばれる犬の障害物競争は、お散歩代わりになるほどの運動量が期待できます。
家の中で遊ぶなら、段ボールをトンネル代わりにしたり、空のペットボトルを並べてスラロームにしたり、またはつっかえ棒をハードルに見立てるなど、工夫次第で色々なアジリティが作れます。
初めて遊ぶ時は、障害物の向こう側におやつを持ってスタンバイをして、無事に障害物を越えることができたらおやつを与えましょう。
なかなか犬が興味を示さない時もありますので、おやつを上手に使って誘導させてみてください!
4.かくれんぼ
犬が退屈そうにしている時は、かくれんぼもおすすめです! カーテンの裏やトイレの中など、ちょっとした場所に隠れて犬の名前を呼びましょう。
かくれんぼは特に道具もいらないので、とても手軽にできる遊びです。この遊びは「おいで」が上手になるきっかけになるのでぜひ試してみてください。
5.ボール投げ
ボール投げも定番の遊びですが、犬が全力で走り回れる機会になるので退屈な日は積極的に取り入れましょう。
「犬がボールを持ってくるけど離してくれない」という場合もありますよね。そんな時は、もう1つボールを用意しておきます。
犬がボールをくわえて戻ってきたら、もう1つのボールを投げてみてください。すると犬は口からボールをポトッと落として、今投げたボールを追いかけます。これを繰り返して遊んでみましょう。
知育遊びをする際の注意点
知育遊びをする際にはいくつか注意したい点があります。安全に遊ぶためにも、マンネリ化させないためにもぜひ次の項目を守るようにしましょう。
犬を興奮させすぎない
引っ張りごっこやボール遊びなどは犬が興奮しやすいので注意してください。ロープやボールをくわえた状態で唸っている時は噛みつかれる恐れがあるので、安易に手を近づけないようにしましょう。
犬がノリノリになってきたら一旦クールダウンさせて、再び遊ぶようにするといいですね。
床の滑り止め対策をする
室内遊びをする際には、犬が安全な場所で行うようにしましょう。フローリングの床は犬が転倒しやすいので、ペット用の滑り止めマットを敷くなどの対策を取ってみてください。
犬が全力で走り回ってもケガをさせない環境を用意してあげましょう。
おもちゃは出しっぱなしにしない
いつでも遊べる状態にすると犬は飽きてしまいやすく、誤飲誤食の危険もあります。
(うちの子はすぐおもちゃに飽きる…)と感じている場合は、愛犬が遊んだ後に放置せず、片付けてしまいましょう。
ご褒美を与えすぎない
知育遊びで使うご褒美のおやつは適量を守るようにしましょう。
成功したらどんどん与えてしまいたくなりますが、犬が肥満にならないように注意してください。
おもちゃのサイズや素材をチェックする
おもちゃの誤飲誤食による犬の事故は、残念ながら大変多いです。
誤飲誤食を避けるために、おもちゃは犬の口よりも大きいサイズを選びましょう。とくに、大型犬と小型犬を一緒に飼育するご家庭は注意が必要です。
また、硬すぎるおもちゃは犬の歯が欠けたり折れたりするリスクがあります。適度な柔らかさのある犬用おもちゃを厳選してください。噛むだけで歯磨き効果がある、デンタルボーンのようなおもちゃもおすすめです。
まとめ
せっかく犬と遊ぶなら、頭と体を使う知育遊びを取り入れて、ぜひ有意義に過ごしてみてください。
色々な知育玩具もありますが、身近な物を活用することで気軽に幅広い遊び方ができますよ!
「何して遊ぼうかな?」と悩んだ日は、今回ご紹介した知育遊びを試してみましょう。愛犬に「また遊んで!」と思ってもらえるといいですね。