️そわそわ…わんこが落ち着かない場所とその理由
1.外がよく見える場所
窓際で外の景色がよく見えた方が、わんこも退屈しないし気持ちが良いはず!そんなふうに思うかもしれませんが、実は外がよく見えすぎる場所はわんこにとっては落ち着けない場所です。
わんこには多かれ少なかれなわばり意識があり、自分のなわばりを守ろうという本能が働きます。そのため窓から外の様子がよく見えると、通りすがりの通行人や車両、あるいは庭にやってくる鳥や猫に対して警戒し、常に気を張った状態になってしまうのです。
2.家族の生活動線上
家族が頻繁に行き来する場所に愛犬がいれば、愛犬のようすを逐一確認できて安心…かもしれませんが、わんこにとっては家族の生活動線上は落ち着ける環境とは言えません。
家族が通るたびに「どこかに行くのかな?」と気になって不安になったり、「自分と遊びに来てくれたのかな?」と期待してしまったりと、そわそわしてしまってくつろぐどころではないからです。
3.うるさい場所
わんこは聴覚がとても優れた動物で、音からも多くの情報をキャッチしています。そのため物音や雑音が多い場所だとわんこにとっては情報過多になってしまい、落ち着くことができません。
4.だだっ広い場所
愛犬には広ーい場所でのびのび自由に過ごさせてあげたい!それが飼い主さんの親心ですが、あまりにだだっ広い場所にぽつんとベッドが置いてある状態は、逆にわんこの不安を煽ってしまう可能性があります。
人間だってあまりに広い場所にひとりぼっちにされたら何となくソワソワしますよね。わんこも一緒で「どこかから誰かが来たらどうしよう、どこに隠れよう」とソワソワしてしまうのです。
5.暑すぎるor寒すぎる場所
わんこがゆっくり落ち着いて過ごすためには気温もとても大切です。暑すぎる場所や寒すぎる場所では快適に過ごせないばかりか、場合によっては健康被害を招いてしまう可能性もあります。
️快適な環境作りのポイント
1.静かで気が散らない場所を
わんこのケージやベッドを置くときには、わんこに余計な視覚情報や聴覚情報を与えない、静かで気が散らない場所を選ぶのがポイントです。頭や体を休ませること、ぐっすり眠ることに集中できる環境を作ってあげましょう。
2.適度な狭さと暗さを確保
自由な体勢がとれないほど狭いのはストレスなので問題ですが、適度な狭さはかえってわんこに安心感を与えます。
これはわんこが野生の頃に穴蔵で暮らしていた本能によるものと考えられます。さらに穴蔵という環境に近づけるのであれば、屋根付きのベッドなどで適度な暗さを持たせてあげると良いかもしれません。
3.適温をキープ
耐性は犬種やライフステージ、個体にもよりますが、真夏の暑さや真冬の寒さはわんこにとって辛いものです。エアコンなどの機器も上手に使いながら、わんこの適温をキープできるようにしてあげましょう。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?落ち着いて過ごせる場所がないと、わんこはストレスを抱えてしまいます。愛犬がふだんどんなところで落ち着いているか、そしてわんこの特性を把握したうえで、快適な環境を提供してあげたいですね。