1.何らかのストレスがかかっている
わんこのテンションが急激に落ちてしまう1番の原因として考えられるのがストレスです。心に何らかの不安や恐怖を抱えていると、明るく元気に遊ぶなんてことはできないですよね。
何にストレスを感じているかは、そのときの状況とその子の性格によって大きく異なりますが、代表的には下記のようなものが考えられます。
- 家族構成の変化
- 住環境の変化
- 運動不足
- 不快な外気温や気圧
- 雷や花火など苦手な音がする
わんこがストレスを感じているときには「カーミングシグナル」と言われる独特の行動が見られるため、テンション低下の原因を見極める参考にできます。
カーミングシグナルとは、わんこが自分や相手を落ち着かせたいと思っているときにとる行動で、代表的なものとしては前足を執拗に舐める、首の辺りを掻く、あくびなどが挙げられます。
ストレスの原因を取り除く
ストレスが原因でテンションが落ちているときには、ストレスの原因を取り除いてあげることが1番の対処法です。
そのためにもまずは愛犬が何に対してストレスを感じているのかを正確に把握することが必要です。愛犬の仕草から嗜好を掴み、しっかりと対処してあげることが求められます。
2.病気や怪我で体調が悪い
急に愛犬の元気がなくなって一番心配になるのは「どこか悪いのではないか?」ということかと思います。わんこのテンションが急激に落ちた場合、原因として病気や怪我の可能性は捨て置くことはできません。
病気や怪我をしている場合には、元気がなくなるだけでなくさまざまな症状が現れます。下記のような症状が合わせて現れていないか、注意しましょう。
- 食欲がない
- 嘔吐下痢
- 触られることを嫌がる
すみやかに動物病院の受診を
わんこは野生の頃の名残りから、痛みや辛さをギリギリまで隠してしまう性質があります。見た目や行動に異変が現れた段階では、すでに症状が進行している可能性も否めません。おかしいなと思ったら、すみやかに動物病院を受診しましょう。
3.ライフステージの変化
一方、愛犬のテンションが急激に落ちても心配をする必要のない場合もあります。それはライフステージの変化点です。とにかくやんちゃで生命力に満ち溢れたパピー期から成犬期に入るとき、ある日を境に別の犬のように落ち着いてしまう子もおり、飼い主さんの中には「どこか悪いの?」と心配してしまう人もいます。
また成犬期からシニア期に入るときも、活動量が明らかに落ちて寝ている時間が長くなるため、テンションが急に下がったと感じる場合もあるでしょう。
優しく見守ってあげて
ライフステージの変化は時間の経過と共に訪れる必然です。わんこの一生は人間よりずっと短いため、少し寂しく切なく感じるかもしれません。ですが避けることのできない変化ですから、どうか愛犬の変化にそっと寄り添い、優しく見守ってあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?いつもテンションの高い子の元気がないと心配になってしまいますが、テンションが下がってしまった理由をしっかり考えて対処することがとても大切です。