犬に言葉を覚えてもらう方法とコツ
1.なるべく短い言葉を選んで使う
犬に言葉を覚えてもらうコツは、なるべく短い言葉を選んで使うことです。
「ママのところにおいで~」と話しかけるよりも「おいで~」とだけ話しかけた方が犬は理解しやすいです。
「○○ちゃんごはん食べる?」と一気に話すよりも「○○ちゃん」「ごはん」「食べる?」と、間を開けながら話した方が犬は理解しやすいです。名前を呼んだ時、アイコンタクトできてから次の言葉を続けた方がより良いです。
言葉とその意味をしっかり理解することができた後は、長い文章の中に含まれる単語を聞き取ることで、何を話しているのか理解することができるようになると思います。
言葉を覚えた犬は「○○ちゃんママのところにおいで~ごはん食べるよ~」と話しかけた時、「ごはん」という単語が聞こえただけで、大喜びで駆け寄ってくるようになります。
言葉とその意味を理解できるようになるまでの間は、短い言葉を使い、ひとつひとつの言葉の間を少しずつ開けながら話しかけてみてください。
2.言葉と同時に動作で示す
犬に言葉を覚えてもらうコツは、言葉と同時に動作で示すことです。
- 「待て」と言いながら「手のひらを犬に向ける」
- 「お散歩」と言いながら「ハーネスを見せる」
- 「ブラッシング」と言いながら「ブラシを見せる」
- 「お出かけ」と言いながら「キャリーバッグを見せる」
この時の最大のコツは、犬がその言葉と動作の意味を理解することができる時まで「常に同じ言葉と動作で示すこと」です。
しっかり覚えることができた後は、動作するだけでも犬に伝わるようになります。
3.アイコンタクトをすること
犬に言葉を覚えてもらうコツは、アイコンタクトをすることです。
犬が飼い主と目をしっかり合わせることができるということは、犬が飼い主に集中しているということです。
他のことに気を取られていると、十分に言葉を聞き取ることができないことがあります。飼い主が示した動作を見ていないことがあります。
そして、アイコンタクトをした時の犬の表情にも注目してみてください。笑顔で楽しそうにしていることが大事です。
ちゃんと覚えさせなければ!と意気込みすぎてしまい、あまりにも真剣な表情で犬の目を見てしまうと、犬を不安にさせてしまうことがあります。緊張させたり怖がらせたりすることがないよう、飼い主も笑顔で楽しむことが大事です。
4.ゆっくり丁寧に発音する
犬に言葉を覚えてもらうコツは、ゆっくり丁寧に発音することです。
早口で話してしまうと、相手が人であっても上手く伝わらないことがありますよね。相手が犬なのであれば尚更のことです。
赤ちゃん言葉にまでなる必要はありませんが、幼い子供に話しかけるようなイメージで、犬に話しかける時もゆっくり丁寧に発音してみてください。
まとめ
犬に言葉を覚えてもらう方法とコツを4つ解説しました。
- なるべく短い言葉を選んで使う
- 言葉と同時に動作で示す
- アイコンタクトをすること
- ゆっくり丁寧に発音する
急に違う言葉を使うと犬が混乱してしまうことがあるため、常に同じ言葉を使うようにしましょう。覚えさせたい言葉がある時は、家族間でも統一して使うのがコツです。
犬は飼い主が日常的によく使う言葉をよく覚えています。その言葉を発する時の飼い主の行動もしっかり観察しています。
教えてもいないのに何でそんなことできるの!?と驚くことがあるのは、そのことが理由なのではないかと思います。犬の前では、良くない言葉や行動を見せないようにしたいものですね。