愛犬の洗濯物は人の洗濯物と一緒に洗っても大丈夫?
結論、『大丈夫』!
私がこれまで犬と暮らしてきた数十年の間、犬と人の洗濯物を一緒に洗ったことで何か大きな問題が起きたかというと、一切起きていません。
ただ、注意しなければならないこと、分けて洗った方がよいこと、絶対に一緒に洗わない方がよいこともあります。
人の洗濯物が犬の抜け毛だらけになることがある
愛犬の洗濯物と人の洗濯物を一緒に洗うと、人の洗濯物が犬の抜け毛だらけになることがあります。
洗濯機のフィルターも詰まりやすくなり、エラー表示がよく出るようになります。ドラム式洗濯機のパッキンの部分には、抜け毛やホコリや髪の毛が絡まったものがよく詰まるようになります。
面倒だからと掃除をサボっていると、ヘドロのような塊になってしまうこともあります。洗濯機が故障したり、寿命が短くなったりする原因にもなりやすいです。
やるべき洗い方ですが、一緒に洗う時は、犬の洗濯物についた抜け毛をコロコロ(粘着テープ)する、犬の洗濯物は洗濯ネットに入れるなど対応するとよいと思います。
犬の洗濯物のニオイや汚れが落としきれていない
愛犬の洗濯物と人の洗濯物を一緒に洗うと、犬の洗濯物のニオイや汚れが落としきれていない、ということがよくあります。
人と犬とでは、ニオイや汚れの成分(汗や皮脂)が違うため、人用の洗濯洗剤では犬のニオイや汚れを落としきれないのです。
やるべき洗い方ですが、犬の洗濯物のニオイや汚れが気になって洗うのであれば、人と犬の洗濯物を分けて洗い、犬の洗濯物はペット用(犬用)の洗濯洗剤で洗った方がスッキリ落ちます。
犬のニオイが残るからといって、人用の柔軟剤や香りづけビーズを使って洗濯すると、犬のニオイと香りが混ざって嫌なニオイになってしまうことがあります。
犬にもペット用や犬用の柔軟剤がありますので、洗濯物がゴワゴワして嫌だなという時にぜひ試してみてください。
犬がアレルギー症状や皮膚炎を起こす可能性がある
愛犬の洗濯物と人の洗濯物を一緒に洗うと、犬がアレルギー症状や皮膚炎を起こす可能性があります。
人間用には時短や節水のための「すすぎ1回でOK」と謳った洗濯用洗剤がありますよね。本当に1回で大丈夫なのかな…と不安になったことはありませんか。
犬にとって、洗濯洗剤のすすぎ残しは、アレルギー症状や皮膚炎を起こす原因になりやすいです。痒がって執拗にカキカキする様子が見られたら注意が必要です。
やるべき洗い方ですが、どんな洗濯用洗剤(人用)を使用する場合でも、人と犬の洗濯物を一緒に洗う時は、すすぎ洗いを1回増やすことをおすすめします。
犬の洗濯物が型崩れしてしまいやすい
愛犬の洗濯物と人の洗濯物を一緒に洗うと、犬の洗濯物が型崩れしてしまいやすいです。
犬の服・ベッド・ブランケット・おもちゃなどは、水洗い不可なものが多く、水洗い可でも手洗いを推奨したものがほとんどです。洗濯機で洗うことができる犬用品って意外と少ないんです。
人の洗濯物と一緒に洗うことで、一部分が伸びてしまったり、中綿が片寄ってしまったり、型崩れして使い心地が悪くなってしまうことがよくあります。
やるべき洗い方ですが、タグにある洗濯表示に従って洗います。手洗いと表示されているものは、手洗いした方が傷みにくく型崩れしにくいため、長く清潔に美しく使い続けることができます。
もしも犬の洗濯物を洗濯機で洗う場合は、人の洗濯物と分けて洗い、ペット用または犬用の洗濯洗剤を使い、オシャレ着洗い機能やドライ機能を選択して洗うとよいです。
まとめ
愛犬の洗濯物を人の洗濯物と一緒に洗うと、犬の洗濯物のニオイや汚れが落としきれないことがあります。その状態で生乾きになってしまった時、犬の洗濯物には雑菌が繁殖しやすく、異臭を発生させやすくなります。
愛犬の洗濯物はペット用や犬用の洗濯洗剤を使って洗った方が衛生的ですし、手洗いすることで痛みや型崩れを防ぐことができます。
どうしても一緒に洗いたい時は、すすぎ洗いを1回増やす、という方法で洗ってみてください。