犬種による人懐っこさの違い
犬は性格がさまざまで、警戒心が強い犬もいれば「人間大好き!」という人懐っこい犬もいます。
犬種によって犬の気質には特徴があり、特に以下の犬種は人懐っこい子が多いといわれています。
- ラブラドールレトリーバー
- ゴールデンレトリーバー
- トイプードル
- フレンチブルドッグ
- パグ
なかでもラブラドールレトリーバーやフレンチブルドッグは吠えることも少なく、人間と遊ぶことが大好きな子が多いようです。
また、犬種以外にも、『犬の性別で人懐っこさに違いがでる』と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。犬の場合オスは縄張り意識が強く警戒心が強いため、温厚な性格が多いメスの方が人懐っこいといわれることもあります。
しかし、実際はメスよりもオス犬のほうが甘えん坊で人間好きなんていわれることもありますので、人懐っこさに性別はあまり関係ないのかもしれません。
犬の性格は育て方によっても変化します。そのため、同じ犬種でも人懐っこさにはかなり個体差があると考えて良いでしょう。
「人懐っこい犬」の特徴
ここからは、人懐っこい犬が見せる特徴をご紹介します。愛犬に当てはまる特徴があるかチェックしてみてください。
1.知らない人にも尻尾を振る
人懐っこい犬は、人間を見ると嬉しそうに尻尾を振ります。それがたとえ全く知らない人であっても、「誰かくる!嬉しい!」という感じで尻尾をフリフリしてしまうでしょう。
ただし、犬は相手を警戒している時にも尻尾を振ることがあります。警戒している時は尻尾の毛が膨らんだり、低めの位置であまり大きく尻尾を動かしません。尻尾の動きだけでなく表情や体の動きも見て犬が喜んでいるかどうか判断しましょう。
2.飼い主以外の人に触られても嫌がらない
人懐っこい犬は飼い主以外の人に体を触られても嫌がることなく大人しくしているはずです。人間を信頼してくれているのでしょう。
飼い主以外の人に触られることに慣れていると、動物病院での治療やトリミングサロンでのカットもスムーズに行うことができます。
3.初対面の人にも自分から近寄って行く
人が好きな犬は、初対面の人にでも自分から近寄って行きます。体をすり寄せたり、寝転がってお腹を見せ「撫でて~♡」とおねだりする子もいるかもしれません。
警戒心が強い犬は自分から知らない人には近寄りませんので、愛犬が初対面の人に自ら挨拶しに行く様子があれば、人懐っこい性格をしていると思って良いでしょう。
愛犬を社交性のある子に育てる方法
愛犬を社交性のある性格に育てるためには、子犬のうちからできるだけ多くの人に触れ合わせることが大切です。
愛犬に「人間は優しくて楽しい存在」だと感じる経験をさせれば、自然と人好きな性格になっていくでしょう。普段から愛犬とスキンシップをして、体に触られることに慣れさせておくのもポイントです。
ただし、犬にも人間と同じように生まれ持った性格というものがあるので、無理はさせないようにしてください。
性格はある程度なら育て方によって変えることができますが、犬にもひとりでのんびり過ごすのが好きな子や怖がりな子はいます。社交性を身につけさせたい時は、愛犬の様子を見ながらゆっくり行いましょう。
まとめ
今回は、「人懐っこい犬」の特徴をご紹介しました。
もともと人間好きが多いといわれる犬種もいますが、やはり犬種よりも育て方が犬の人懐っこさには大きな影響をもたらします。
愛犬が人間好きになるように、日頃から「人間といると楽しい」と思ってもらえるよう接するようにしましょう。